財政破綻(はたん)の一歩手前とされる早期健全化団体となった大阪府泉佐野市が実施した財政健全化計画案のパブリックコメントに寄せられた市民の意見が、わずか1件にとどまっていたことが22日、分かった。計画案は24日の臨時議会での議決を経て府を通じ国に報告する。

 早期健全化団体となった同市は今月4日、19年間で536億円の収支改善を目指す計画案を市ホームページ上などで公開。19日を中間締め切りとして、市民から意見を募っていた。しかし、寄せられたのは電子メールによる1件だけだった。

 昨年9月に発表した素案のパブリックコメントでは、約1カ月間の募集期間に18人25件あった。市の担当者は「1件という件数で関心が低いとは思わない。具体的な内容が出れば意見も多くなるだろう」と話している。

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