こうして記事になっていることも含まれるだろうか。何をしても、または何をしなくても、「賞金女王」の肩書がついて回るプレッシャーは、その座に就いた者以外には理解できないものかもしれない。
また、森田はこの日、賞金女王翌年からアプローチイップスで悩み続けてきたことも、新たに明かした。2013年12月、シーズンの最後を飾るツアー外競技「3ツアーズ」に賞金女王として出場。その際に「やらかした」という小技のミスが、思いもよらず尾を引いた。翌14年シーズンからは、その事実を隠そうと必死になるあまり、周囲に対しても心の扉を閉ざしがちになっていたという。
2年半の時間を経て、少しずつ心境の変化も生まれてきた。今では「一生懸命にやって、この位置。練習だけはおろそかにせずにやれているし、悪いときは悪いと思えるようになった」と、良い意味で割り切れるようになった。「今までは経験がなかった」というシード落ちへの懸念も、頭の片隅にはある。だが、「どうしようとか考えず、それはQTにいってから考えればいいこと」と淀みなく言い切った。もう重圧に押しつぶされることない。
「13年よりも考えてゴルフをしている。成績は出ていないけれど、すごく成長できていると思う。(調子の)波が大きければ大きいほど、大きく成長できると思っています」
わずかな光明の先にある完全復活を信じる瞳は、揺らぐことなく真っ直ぐに前を見ている。(静岡県伊豆の国市/塚田達也)
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