パンフあれこれ
2年位まえから美術館に行ったときのパンフをあつめている。
学生時代のころは学校でもらったプリントなんてすぐに捨ててしまっていた。
それくらいバラバラの紙が嫌いだった。
なによりもあの
「もらって満足、配って満足」
な空気がとても嫌いだった。
もらっただけでは何も頭に入らないし、
配っただけで教えた気になるのももってのほか。
学校のプリントなんてこの世からなくなってしまえ。
それくらいに思っていた。
それから年月が経ち、年をとる。
相変わらずタワレコで買ったときによく一緒に入ってる冊子なんかはすぐに捨ててしまう。
本屋で本を買ったときに一緒に入っている変な広告に苛立ちを覚える。
満員電車で自分の頭にあたるかあたらないかというところにぶら下がっている電車の中吊り広告がうっとうしく思える。
相変わらずである。
が、何故か美術館のパンフだけは大事に家へ持って帰ってきてファイリングしてる。
見返してみるとそうそうたる顔ぶれ。
いろんな展示やったんだな。見に行ったんだな。と、しみじみ。
大きくふくらんだ2冊のファイル。
この見に行った展示によってどれくらい自分の価値観が変わったのだろう。
これからも美術館のパンフだけはこよなく愛し、集め続ける。



