丑の刻
寝ようと思いベッドに入りうつらうつらしはじまったころ、
遠いところから時計が時間を刻む音が聞こえてくる。
「チッ・・・・チッ・・・・チッ・・・・チッ・・・・」
その音が気になり、意識が現実世界に戻りつつあってもまだ聞こえている。
その音がするのは自分の部屋の中から。
「チッ・・・・チッ・・・・チッ・・・・」
・・・しばらくして我に返る。
うちに時計ないんですけど・・・
(時計がない理由はながーくなるのでここではパス)
部屋にある電化製品はPC、アンプ類、プリンター、スキャナー、カメラ、携帯電話のみ。
間違いなく全部意気消沈してるはず。。
うそーん。まさかヤツがはるばる家に来ちゃった?ホントに・・・
という冗談を考えていたとき、、、
1つカチカチ言うかもしれないものを思い出す。
ワタシの部屋の間取りは1DK。
玄関入ってすぐキッチン。その奥に部屋。
そのちょっとスペースのある玄関先に自転車を2台あげて保管している。
しかも2台ともスタンドで後輪が浮いてるから空回りする。
と、ここまで考えたところでいつの間にか朝になっていた。
今日の天気は朝から晩までずっと雷模様。
通勤途中に豪雨にみまわれ、出先でも豪雨にみまわれる。
しかし朝から雷ってのも変だねぇ、と思った。
そして帰宅後、なんとなく昨夜のことを思い出し、白い自転車の後輪を空回りさせてみる。
ほっ。こんな音じゃない。
なんだよ、気のせいだったのね、
でもハブによって音が違うから一応ね、と深緑色の自転車にも手をかける。
「チチチチチチチチチチチ・・・」
んっ?
ちょっとゆっくり回してみる。
「チッ、チッ、チッ、チッ、チッ・・・」
んっ??
もっとゆっくり回してみる。
「チッ・・チッ・・チッ・・チッ・・」
うーん、非常に近いw
昨夜聞いたのはほぼ1秒に1回のスパンでの音だったはず。
どんなもん?と試すと・・・
1回転で15回ほど音が出る。
ってことは15秒で1回転、1分で4回転っていう微妙な速度で長い間、空転してたことになる。
「チッ・・・・チッ・・・・チッ・・・・チッ・・・・」
そんなことが起こりうる要素は・・・
・・・なんだオレもハブが空転する音を頭で再現できるくらい自転車好きなんだなぁw
ってことにしておこう。
実家から母が煎って送ってくれたあったかいほうじ茶を飲んで丁度いい・・・