安倍晋三総理 | ExcomAdvisorのブログ

ExcomAdvisorのブログ

本稿は私・平田幸治の個人の意見・見解等を綴ったものです。

  私は、以前の本amebloに書いたが、安倍総理が内閣官房副長官在任中に岡山の地元紙・山陽新聞の「山陽時事問題懇談会」で講演された後、ご挨拶したことがある。副長官は私の背丈まで足をおり握手をされた。「どうされましたか・・」とたずねる私に、「(選挙で・・)なれていますから・・」と言われた。近くにご尊父晋太郎氏の後援者だった岡山の重鎮・伊原木一衛氏が晋三氏をまな息子のような眼差しで見つめていらした。

 

  故人の功績を計にはいくらかの時間経過がいる。私は国際政治をフォローしてきたので、安倍総理の豪州議会上下両院総会演説、米国連邦議会上下両院ジョイントセッション演説、インド訪問演説等、とりわけオバマ米大統領広島来訪実現、安倍総理ハワイ訪問アリゾナメモリアルでのスピーチが記憶に残る。安倍総理のスピーチはいずれも日本を代表する内閣総理大臣として遜色のないものだったと思う。

 

  ロシアは、上述の同じ価値観の国の同盟・同盟的関係に、とりわけロシアが対峙した超大国米国と日本の関係を観るならその安全保障条約は永続的であり、返還する北方四島は日本領土となり米国は防衛するのである。現代国際政治の外交交渉において偶然と必然に機微があったにせよ、二十数回の会談に安倍総理がプーチン氏を長門に招いた会談もプーチン氏はエスピオナージの眼でみていたろう。

 

  日本人拉致被害者の救出は、安倍総理の懸案だった。私見だが小泉純一郎総理訪朝直後の早い時期に北朝鮮との平和条約締結交渉と併せ在外公館に準じた連絡事務所交換が糸口になったように思料する。

 

 

 

  悲劇の安倍総理の死を弔う国会の追悼が同じameblo筆者の野田佳彦元総理だったことに安堵した。そういう意味では菅義偉前総理もamebloの人である。

 

  残念なのは「モリカケ」「サクラ」だった。側近が慎重を期すべきだった。完全な人はいないのである。

 

  悲劇の宰相のご冥福をお祈りする。

 

  (ひらた こうじ)<了>