(ウクライナ侵略)
世界が新型コロナウィルスの変異の連続性から医学者・医療従事者が人間の生命を守る尽力の最中、人間が人間の生命を奪う政治目的の戦争侵略行為は容認され得ない。人間の生命がかけがいのないことは、過去の苦い歴史経験から繰り返し学んだ。人間の生命を否定してはならない。
(アジアと米中)
「・・(アジア諸国の)大半の国々が政治的な自立と共に経済的な機会も守れるように、中国と米国との間でバランスを取りたいと願っている。米国にとって必要なのは、中国が突きつける挑戦に対して断固として明確な態度を取り、一致した外交姿勢を中国に示すために各国の力を結集しようとすることである」(バイデン米政権のホワイトハウス・アジア政策統括のカート・M・キャンベル『外交』vol.63「バイデン政権誕生なら・・」)。
(新型コロナウイルス感染症)
コロナ感染症のワクチン・治療薬等の有効性が高まれば通年インフルエンザの水準に落ち着くのでしょうが、変異の連続性の中で感染力が強くなったり日本の特徴が発生すれば外国生産薬の流動性も思料される。したがって、自国研究開発薬の流通性が国家安全保障の観点からも重要である。わが国の医学者が新型ウイルスの研究解明を進める上での政府の総合的環境整備が望まれる。
(ひらた こうじ)<了>