ミャンマーの民主勢力は歴史を辿った。軍政と対峙しようとする若者を殺させてはならない。#NHKBS1 #国際報道2021の画像を観るたび、そう思う。
ミャンマーの民主政の維持はASEANの民主政の価値観の共有が強固か否かに係ると思料する。ASEANがミャンマー国軍政の現状維持で合意し中国も同意なら周辺国は異論は難しい。アジアは民主政の国ばかりではない。専門家によるとクーデター当初の中国の関与の情報はなかったという。中国国営通信の以前のTWで習近平主席と訪中したスーチー氏の2ショットが観られた。中国の資源通路も確保されていた。むろん、中国には安定勢力の支配が望ましいだろう。
わが国のポジショニングもASEANの動向に配意した外交だろう。わが国もミャンマーに企業立地が進んでいる。軍政もわが国はじめ企業立地国との相互利益は無視はできない。
民主勢力「ゲリラ戦」で内戦化に入るも、軍政の武力装備には及ぶべくはなく、ゲリラ活動が弾圧の口実となることを恐れる。
民意の正統性は選挙である。軍政は前の選挙の不正を主張し新たな選挙を主張している。民主政下の民主選挙の急進に脅威を持ったとしても、民主政下の選挙制度に立ち返ること以外に「ミャンマーの平和」はなかろう。選挙制度は話し合うべきだ。
(ひらた こうじ)<了>
*「所感」であり紙幅を限りました。