新年ご挨拶と日韓関係(所感) | ExcomAdvisorのブログ

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本稿は私・平田幸治の個人の意見・見解等を綴ったものです。

  2019年を迎えご挨拶を申し上げます。

  いつも私のamebloとTwitterでお世話になっている皆さまに謝意を捧げ本年のご交誼をよろしくお願いいたします。

 

  私は昨年年金生活者となり社会人としては半日勤務者でSNSに時間を持てるはずの身になったのですが、同夏の異常な酷暑等から以降その意欲がしばらく滞ることが続きました。未読の書物も積み上がってしまったのも事実です。かろうじて愛読二紙には目を通していました。また、博識の老兄との毎週の情報収集協議は継続してきました。

 

  私がamebloの「振り返り投稿」を活用したのは読んでいただいている皆さまには、お伝えしたいことは過去の本ブログシリーズでも私の見解は示していることをご確認願いたいからでもありました。とはいえ、新規ブログで読んでいただくのが本意ですので、それが公開されるブログ作成者の励みでもあり、本ブログが本年の初出となりますが皆さまによろしくお願いいたします。運営会社にも感謝しご助力を願う次第です。

 

  さて、タイトルにしました「日韓関係」(所感)は最近の韓国の外交過程特に対日関係の推移を私が観ての短い所感です。直接に裁判所の判決等の政府の外交政策等に関しては触れていません。

 

  朝鮮半島の歴史において、虐げられたとする民族の記憶がある世代の大方には「消せない恨み」を持越していることがあろうと私は思う。そして、朝鮮戦争が冷戦の過程で大きな不幸となり、日本はそれを「天佑」とも呼び戦後経済復興の足がかりとなったことの歴史の視角がある。

 

  だから、理よりも感情が先行する。だがこれは日韓両国のためにならない。

 

  こうしたことの決着は、条約・協定等を越えた理念でお互いの国を平和の隣国としての存在を認め合う政治指導者のリーダーシップが重要であると考える。

 

  幾度もその都度国民の足もとの議席への支持率を気にするばかりの主眼となってはいけない。過去の首脳の帰趨の記憶で決定を翻すのでは「認め合う」ことにはならない。

 

  例えば、韓国政権の帰趨が日本国民がテレビで視聴している韓流ドラマの「朝鮮王朝」の権力闘争劇では、両国民は耐えられないと言わざるを得ない。また、トランプ米政権の選挙基盤へのガンバン政策を習ったものとするならあまりにもそれは露骨と断じざるを得ないことだ。

 

  大切なのは日韓両国ともユニバーサルな世界観を持ち日韓関係を「お互いを認め合う存在」構築の首脳同士の対話をしてほしい。

 (ひらた こうじ)<了>

 

《追記》

韓国・延世大学校本部前の私

Photo via  @ExcomAdvisor  Sep.2016

 

過去の苦痛が現在と将来におよぼす意味を発見するた

めに、われわれはその苦痛を味わい直す必要はない。

               ―ウィリアム・バトラー・イェーツ

 

 (ジョン・F・ケネディは、1963年6月、アイルランド共和国議会での演説に、この詩句を引用した。)

 

  シオドア・ソレンセン著山岡清二訳『ケネディの遺産ー未来を拓くために』(サイマル出版会)から引用した。