里見香奈・女流四冠 Photo via twitter.com
私は里見香奈さんのことを、2015年12月4日の本ブログシリーズに村瀬信也・朝日新聞記者の記事を引用しながら記している。
このたびは、里見香奈・女流四冠(26)の棋譜だが、2018年9月7日大阪19面で佐藤圭司・朝日新聞記者は書いている。
「その後・・、里見が△7七角成▲同金△6五桂と、盤上の角で相手の玉頭の桂を食いちぎり、奪った桂を飛車金両当たりに放つ、踏み込みを見せた。『実戦的には大変になった(やや好転した)かなと思った』と里見。熱戦が続いたが、114手で里見が競り勝った(朝日新聞2018年9月7日、佐藤圭司記者)」。
「相手の玉頭の桂を食いちぎり・・」というような用語を私は知らないものだから、なんか山陰出身の少女が登場したころの里見さんの面影は何処かに行った。将棋界の戦士。里見さんは「今日は、絶対勝つ、いうよりは、楽しく将棋を集中して指そうという気持ちでやっていた。・・」。イコール・パートナーシップ(equal partnership)は、国際政治のリップサービスでもあるのだが、それは勝負の世界にはないだろう。
朝日新聞の記事で女流棋士の活躍を認識した次第である。
(ひらた こうじ)<了>