渡部香生子選手(競泳)
Photo via joc.or.jp
今大会、渡部選手が出場するのは200メートル平泳ぎだけ。しかし、今月はじめに39度近い熱が出て国際大会を欠場するなどアクシデントに見舞われ、決して好調とはいえない状態でのレースとなりました。予選を全体の1位で進んだ決勝。渡部選手は150メートルまで3番手と遅れましたが最後の50メートル、先行する隣のレーンの中国選手が目に入りました。
「ここで自分が金メダルを取れるかどうかでチームに大きな影響がある」
そう頭をよぎったという思いに後押しされた渡部選手は、最後の25メートルで全盛期を彷彿とさせる伸びのある泳ぎで中国の選手を抜き去り、わずか0.26秒の差で大会2連覇を果たしました。
渡部選手はレース後、「代表チームは自分を成長させてくれる場所で、これからも仲間たちと一緒に戦っていきたい」と話してくれました。苦しい時期を乗り越えチームを勢いづかせた渡部選手、その居場所は確実にここにあると感じさせた復活の金メダルでした。
≪追記≫
(2018年10月12日)
私がなぜ渡部香生子選手(早稲田大学4年)のファンになったかというと、彼女は2015年8月にロシア・カザンで開催された世界水泳で競泳200㍍平泳ぎで金メダルを獲得した。そのゴール直後の渡部香生子選手の笑顔のPhotoのTWがあった。私の愛読2紙の編集締切時間は過ぎていたと思う。西畑志朗・朝日新聞映像報道部記者、梅村直承・毎日新聞写真部記者のTWである。私は両記者のTWをRTした。(両記者の報道写真のレベルの高さは言うまでもない)。
これで私は渡部香生子選手の笑顔に彼女のファンになってしまった。
≪追記2≫
(2018年10月12日)
次に私の水泳についての思い出を書きたい。
私に「平田。水泳を覚えたのはどこか」と聞いた人がいた。若き日の橋本龍太郎・元総理である。私が「地元の総社市の湛井(たたい)淡水浴場です」と答えると、橋本さんは「俺は、湘南の海だ」と言われた。若大将か・・。私が子どものころには多分総社市にはプールがあったとは記憶しない。橋本さんとの会話はどこでかというと、瀬戸内海の倉敷市玉島沙美海岸での遊泳中である。橋本夫妻が参加した水泳イベントの一コマだった。私は東京から帰省していた。
≪資料≫(渡部香生子オフィシャル・ウエッブサイトから)
2018 |
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大会名 | 成績 |
日本選手権 | 50m平泳ぎ3位、100m平泳ぎ3位、200m平泳ぎ2位 |
ジャパンオープン | 100m平泳ぎ3位、200m平泳ぎ優勝、200m個人メドレー5位 |
アジア競技大会 | 200m平泳ぎ優勝 |