朝日新聞ジョン・マケイン米上院軍事委員長インタビュー | ExcomAdvisorのブログ

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本稿は私・平田幸治の個人の意見・見解等を綴ったものです。

 2015年11月5日朝日新聞大阪11面【加藤洋一・編集委員】記事のジョン・マケイン米上院軍事委員長(共和党)インタビューをブログの筆者のコメントを加えないで全文引用する。

「米国の安全保障政策に大きな発言力を持つ共和党の重鎮、ジョン・マケイン上院軍事委員長は3日(11/3)、ワシントンの連邦議会内で朝日新聞のインタビューに応じた。米海軍の艦船が南シナ海で、中国が領有権を主張する人工島から12㌋(約22㌔)内に進入したことに関して『いずれの国も国際法が許す範囲であれば、どこでも航行する権利がある』と語り、日本にも同様の行動をとるよう促した。

 マケイン氏は、中国が埋め立てて造った島は『国際法に照らして、どこの領土でもない』と強調。オバマ政権が10月末に駆逐艦を派遣したことについては、『満足してない。本来、通常の行動であるべきものを、劇的なものに仕立ててしまった』と批判した。今後は、通常行動として継続すべきだとの考えを示した。 

 そのうえで、『南シナ海での航行は阻害されるべきでないと考える国々はすべて、同様の行動を取って欲しい』と語り、日本に限らず、ベトナムやフィリピン、インドネシアにも同調を求める考えを示した。そうした共同歩調が広がれば、『中国は引き下がらないにしても、阻止する行動は取れなくなる』と、その効果を説いた。

 米国としては、中国に対して『攻撃的な意図は持っていない』と明確にする一方、日本を含めた地域諸国との関係強化を通じた『強さによる平和』の実現を目指すべきとの考えを示した。

 また、マケイン氏は、9月に成立した安全保障法について『日本が地域でより重要な役割を果たせるようになる』と評価した。」<了>


※(注1)本ブログシリーズでは、「共同通信ジョン・マケイン米上院軍事委員会委員長インタビュー(山陽新聞掲載)」を2015-06-07 00:56:23に掲載しているのでご参照願えればと思います。

※(注2)朝日新聞ジョン・マケイン米上院軍事委員長インタビュー(加藤洋一・編集委員、佐藤武嗣・アメリカ総局特派員)は、2015年11月25日朝日新聞大阪15面に詳細が掲載されたので参照してください。