維新の党・片山虎之助参議院議員メールマガジン第988号を転載します。安保法制に関して維新の党の対案部分に注目します。
以下は片山虎之助参議院議員メールマガジン第988号原文です。
「やっぱり!トラさん」(6月29日)での私のコメント
FMおかやまの頭書の番組に出演。私のコメントは大要、次のとおりです。
1. なでしこジャパンは、サッカーW杯の準々決勝戦でオーストラリアに1対0で勝利(新人岩渕選手のゴール)し、4強入りを果たした。なでしこジャパンは男子チームに比べ、勝てる感じでしっかりと結果を出している、本当に強い。次の準決勝戦はイングランドだが、是非とも勝って2連覇を果たして貰いたい。
2. 国会は戦後最長となる95日間の会期延長を決めた。慎重審議のためと言うものの非常識な長さだし、60日間ルール(参院が60日間で決めなければ、衆院が2/3で再可決できる)を前提としているようで、国会軽視とくに参院軽視だ。そして早速、自民党の勉強会で問題を起こし、会期延長の日数をムダにしている。間もなく衆院での審議が80時間を超えるので、7月17日頃の衆院通過が囁かれている。
3. 維新の安保法制の対案が注目されている。今週中に対案を固めることを目指し、概要については各党に説明を開始した。新3要件の厳格化が大きなポイントで、「存立危機事態」に代わり名称はともかく、日本を防衛する外国軍への攻撃を排除しなければ日本への「武力攻撃になることが避けられない事態」を設けることが検討されている。この事態では、外国軍を「条約に基づき、わが国の周辺で活動する部隊」とし、現状では日本周辺に展開する米軍に限定している。
4. 25日自民党本部で開かれた勉強会で出席者が報道機関や沖縄問題に対し軽率かつ非常識な発言をしたことが大問題になっている。政府・自民党は沈静化に努めているけれども、野党は追及姿勢を緩めず首相の責任や政権全体の対応を強く批判している。今後の安保関連法案の審議にも大きな影響を与えそうだ。
平成27年6月30日
以上です。<了>
【追記】7/2関係者のTWによると維新の党の安保法制対案について小林節・慶應義塾大学名誉教授は個別的自衛権とし合憲と述べた模様である。