天皇、皇后両陛下の最近から | ExcomAdvisorのブログ

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本稿は私・平田幸治の個人の意見・見解等を綴ったものです。

 天皇、皇后両陛下のご近況の報道を拝する度に思うことは、両陛下がご高齢になられた今も尚国民と共に歩む姿勢を両陛下のご体調をおしてまでも体現されていることです。このことについて、国民の一人として深い敬意と感謝の誠を捧げるものです。

 大震災の被災地を、天皇陛下は手術などを経ても尚、皇后陛下は足腰の痛みを超えてご夫妻は幾度もご訪問されています。これは人の道の在り方をしめされている両陛下の国民への深い愛情の体現と私は理解しています。こうしたわが国の皇室の大きな存在を感じるのです。

 天皇陛下はそこにご誕生になった方です。皇后陛下は若き陛下に見初められ皇室に入られ、例えば流産、病気を経験され、病気が長引いた笑顔がなくなった若き日には、陛下がご自分の胸を冒された時に静養された野尻湖湖畔に伴われ、皇后陛下の回復にかけ笑顔がもどり両陛下ご夫妻の絆が深まったとも皇室ジャーナリストは語っています。

 この度も、第33回全国豊かな海づくり大会で熊本県をご訪問中に、ハンセン病元患者・水俣病患者らとお会いになり実情を傾聴されお言葉を述べておいでです。水俣病患者と公式にお会いになり水俣病に認定された水俣市立水俣病資料館語り部の会会長から経緯を聴かれた後、天皇陛下は「本当にお気持ち察するに余りあると思っています。さまざまな思いを込めて、この年まで過ごしていらしたということに深く思いを致しています」などと異例の長い感想を述べられたと報道されています。
 <引用:共同通信>

 ご高齢の両陛下のご公務の記録を知りうるならば、何人たりとも自己の責務を認識すべきは自由民主主義国家の一員であることだと思料します。(了)