前回の続き・・
その、大きな【何か】を捉えたのは
時間にしておそらく
30秒ぐらいの間だったとおもう。
わんわんわんと波のような何かを発しながら、
徐々に消えていった。
『あ。薄くなっていくよ。・・・・・いなくなった。
』
目の前にある歩道と車道を
沢山の人と車が通っていく光景が、
ふと目に入ってくる。
街に溢れる生活音が聞こえてきた。![]()
そう。ここは神社の中ではなく、
まだ鳥居をくぐる前の歩道なのだ。
まるで付き物がとれたかのような
現在にピントがあったかのような感覚のあと
ようやく平常心に戻った。![]()
それから私達は鳥居
をくぐり、
大國魂神社の境内に進んだ。
境内には静寂ながらも
穏やかな空気が流れていた。
ゆっくり境内を歩いて進んでいく。
手水舎で清め、参道を進み、参拝。
身体の悪いところを人の形をしたうすい紙で祓い、そばにある小さな滝に流したときの
一瞬で溶けていったその様子が美しすぎて
思わず出た『わぁっ・・!』の声が
A子ちゃんと揃った。![]()
なんとも穏やかな気持ちで空を仰いでいると
目の前に、長蛇の列が現れた。
列、、、と言っても、
まるでお雛様のお内裏様や笛太鼓のような、、
笛のような音と共に、
和楽器の音も聞こえてくる。
・・・ん??
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『結婚式だっ![]()
わぁぁ![]()
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』
目の前で、神前式スタイルの
結婚式が始まったのだ。
なんという偶然。
和装の美しいお嫁さんが目の前を、
ゆっくりと過ぎていった。
おめでとう
おめでとう![]()
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末永くお幸せにね![]()
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しあわせのおすそ分け いただいちゃいました。
ありがとう![]()
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感激しているときに、ふと気が付いた。
『私たち今日、呼ばれて来たんだ。』
大國魂神社の神様に呼ばれて来た。
もう、そうとしか思えなかった。
ふたりとも全く知らなかった、
来たこともなかった神社。
岡山県在住のA子ちゃんの生徒さんから
ピンポイントで指定されたのが、
東京都府中市の大國魂神社だったこと。![]()
台風の日だったのに、
電車も動いてなんともなく来れた。
神社参拝前から参拝後まで、傘要らず。
神様だと思わしき何かを捉えた、初めての経験。
目の前で繰り広げられる、境内での結婚式。
涙がとまらない。
こんなことって、
こんなことって。
・・あるんだなぁ。。。
そんな神秘的で忘れられない経験をした
大國魂神社でのお話でした。![]()
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おまけの話:
帰りの電車に乗った直後から、
強烈な豪雨になった時にはさすがにちょっと
ぞっとして、真顔でおどろいた。![]()
ありとあらゆる偶然は
当事者にとっちゃ偶然だけど、
ちゃんとあらかじめ、
用意されているものなのかもしれない。
未来のその時を楽しみに
今日も軽やかに生きていこう
ありがとう ありがとう![]()
