☆付き合っている友人を見れば、その人が分かる | ラジオ「ソーシャルで行こう!」

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パーソナリティを務めるエフエムたいはくのラジオ番組「鈴木はるみの ソーシャルで行こう!」の情報や、議会傍聴レポートを届けします。

イギリスの著述家・スマイルズの言葉をご紹介します。


(以下、引用文)



「付き合っている友人を見れば


その人がわかる」


とよく言われる。


酒をたしなまない人は 酒飲みと、


洗練された人が がさつ者と、


まじめな人は ふしだらな者とは、


当然のことながら付き合わない。




堕落した人間と付き合えば


趣味が悪くなるし、


考え方も不健全になる。


その深みにはまれば、


人格の質は必然的に低下する。




そんな人間の話す言葉は非常に危険だ。


すぐに害を及ぼさなくても、


聞いた人の心に悪の種を蒔き、


話した人当人がいなくなってから


頭をもたげるからである。




「まるで将来必ず息を吹き返す伝染病みたいなものだ。」


とセネカも言っている。




好ましい影響を受けて指導され、


自分の自由意志を良心的に働かしさえすれば、


若い人は必ず自分よりもすぐれた仲間を求め、


その手本をまねようと努力するにちがいない。




前向きの姿勢を持った


善良な人間つきあうことは、


常によき滋養分となる。


反対に悪い仲間とつきあえば、


害あって益のない結果を


生じるだけである。


~スマイルズ・著 『向上心』より





<私からの蛇足的補足>


「悪い仲間とは付き合うな」


それは、そうです。


最初から「相手が悪い人だ」と分かっていれば、


好き好んで付き合ったりはしないでしょう。


普通は、「相手は、たぶん良い人だろう」


という性善説で付き合い始め、


(いや、「相手は、まさか悪い人ではなかろう」


という、消極的性善説の方が大勢か?)


途中から「???」という出来事があっても、


性善説を捨てきれずにそのまま見過ごして、


(多くの場合は「見ないふり」をして)いるうちに、


深みにはまり、


「イテテテ・・・」という事態が訪れる、


というのが本当のところでしょう。


であれば、


「???」


を感じた時に見過ごさないことが肝心ですよね。


何か心に違和感を感じる時は、


「気を付けなさいよ。」


と、潜在意識が警告を発しているかもしれないのです。


そんな時は、


「どうして、違和感を感じたんだろう?」


と、立ち止まって考えてみたほうが良いのです。


相手が付き合うべき人かどうか、


迷ってしまって悩む場面があったなら、


自分の心の違和感を、じっくり掘り下げて見て下さいね。