昨年はSLの故障が相次いだ。
D51 498が7月にブレーキ不緩解という信じられないミスにより運転休止、修理に長期間を要すると思われたのに反し早期に復帰したが、9月の試運転でテンダーの車輪が脱線した。7月の件との関係は不明だが、世代間の技術継承がうまく行われていないのではないかと心配になる。
C57 180も一昨年11月にボイラーの不具合をきたしたし、先々月は慶徳峠を登れずに途中でストップし、山都駅までの退行を余儀なくされた上に運転打切りという不名誉を演じてしまった。幸いすぐに復帰できたが、以後はDE10を編成後部に連結して運行されている。
また、東武鉄道のC11 325も8月に不具合が見つかり、DE10による代走が行われた。
目を西に転じると、5月に大井川鉄道のC108の先輪車軸に不具合が見つかり、同機は11月まで戦線離脱した。
また、D51 200が9月に軸焼けを起こし、仁保地峠で立ち往生してしまい、これまた仁保駅まで退行するというトラブルに見舞われた。
最近は北海道ばかり訪れていて、SLを撮りに出かけることはめっきり減ってしまった。それでも近年の撮影になるSLを以下にお目にかけたい。
↓C57180@磐越西線野沢〜上野尻(2024.5.25)
↓C11207@東武鬼怒川線大桑〜新高徳(2023.1.21)
↓C108@大井川鉄道大和田〜家山(2023.9.17)
昨年のことではないが、C571は梅小路で修理が続けられているし、北海道のC11171も数年前にシリンダーの不調が発覚して以来不安定さは拭えない。
考えてみると、これらをはじめとする動態保存SLは製造後かなりの年数が経っているし、中には現役期間より復元後の期間の方が長いというカマもいる。不調を来さない方がおかしいとも言える。SLの運転維持に努めている鉄道各社には頭が下がる。
そういう中で盛岡のC58239復活は朗報である。プレスリリースによると、運行開始時期は2029年春以降とのことである。なぜかくも長い期間を要するのか、初めは訝しく思った。でも、修繕業務を行う大宮工場では、目下C6120が入場中で、それが終わると、D51498や真岡鉄道のC1266の入場が予定されている。すぐにはC58239にまで手が回らないということなのだろう。
いずれにしろ、今年は重篤なトラブルが発生しないことを祈るとともに、SL達の末永い活躍を期待したい。
↓D51498@上越線水上(2024.10.23)
↓C6120@上越線水上(2024.9.26)
↓C58363@秩父鉄道広瀬川原(2024.5.26)





