今回は、
魚や肉のみそ漬けを ジッパー付きの
保存袋で簡単にに作れる方法を料理家の
森田 龍彦さんに教えていただきました。

みそ漬けには、
主に野菜を長時間漬けて保存性を高める
「辛みそ漬け」と
みそのうま味を移すために魚や肉を短期間
漬ける「甘みそ漬け」がある。

今回は塩分の少ない甘口のみそ使いの
ご紹介です。

◉みそ床
☆材料
 みそ  200g
 酒、みりん 各120CC
 薄口しょうゆ 50CC
 濃い口しょうゆ 小さじ2杯
 酢 小さじ1杯
 砂糖 20g

☆作り方
①鍋に酒を入れて火にかけ、アルコール分
 を飛ばす。
②火を止め、みそ以外の調味料を入れる。
 よく混ぜて砂糖を溶かす。
③みそを入れたボウルに少しずつ加え、
 混ぜ合わせる。
(魚の切り身6切れ分を漬けられる分量)

※好みで柚子皮や山椒、七味を入れると
 風味が増す。

 みそ床を容器で保存する際は、先にみり
 ん小さじ1杯を入れて内部を洗うと保存
 性を高める効果があります。
 みそ床はよく冷ましてから移し替えると
 冷蔵庫で約2週間保存できます。

◉さわらのみそ漬け(1人分)
☆材料
 さわら(切り身) 1切れ
 みそ床 適量

☆作り方
①皿に塩少々を敷いた上にさわらを置き、
 上から塩少々を振る。1時間後、キッチ
 ンペーパーで水気を拭き取る。
②塩で身を締めておくと、漬けた時に水分
 が抜けにくい。(肉でも同じ)
③さわらを保存袋に入れ、漬かる程度に
 みそ床を注ぎ入れ、空気を抜いて密封
 する。
③このまま冷蔵庫に入れ、2日後から食べ
 られるが、食べ頃は3〜4日後。
 (冷凍用の袋を使えば冷凍もできる)
④フライパンに油少々をひき、中弱火に
 かけ、キッチンペーパーで水気を拭いた
 さわらを皮を上にして入れる。
⑤焼き色がついたら裏返し、弱火にして
 アルミホイルをかぶせ、2分間蒸し焼き
 にする。食べる直前にアルミホイルを
 外し、中火で両面を軽く温め直す。
 (蒸し焼きの後、アルミホイルをかぶせ
 たままにするのが、余熱でふっくら仕上
 げるコツです。
 使用済みのみそ床は魚の水気が出ている
 ので使用不可)

◉ポークソテーのみそバターソースかけ
☆材料(1人分)
 豚ロース肉(トンカツ用) 1枚
 みそ床 50CC
 バター 5g
 しめじ 20g

☆作り方
①小鍋にみそ床、水とみりん各大さじ1杯
 バター、しめじを入れ、強火にかける。
 沸騰したら弱火にし、混ぜながらしめじ
 に火が通るまで煮る。
②豚肉は筋切りをし、両面に塩コショウ
 少々をふる。
③油少々を敷いたフライパンを中弱火に
 かけ、豚肉を入れる。
④色が変わったら裏返し、軽く焼き色が
 付くまで焼く。
⑤食べやすく切って皿に盛り、ソースを
 かける。
 (みその味や塩分は千差万別。使うみそ
 に合わせて調味料を加減して下さい)





   讀賣新聞 「くらし 家庭」より


魚や肉の塩味もさっぱりしていて美味しいけど、たまには風味のあるみそ漬けも楽しんでくださいねo(^▽^)o