認知症の研究や診療に半世紀を費やし、
今は 自身の認知症と歩む
長谷川 和夫さん(90歳)。
先月下旬、居場所を一つ増やした。
和やかな場にする為に
どうするかを毎日考えている。
丸く座ることもアイデアの一つ。
お茶とケーキを前に
空気が和む。
入居者たちも自己紹介をする。
話題は、
戦時中の疎開暮らしや終戦後の街の風景、
疎開先の千葉県から朝晩、
両親がいる東京の方向を向いて
「ありがとうございます」と
手を合わせた思い出など。
皆んなが、
相手の言葉を受け入れ 会話の流れに
身を委ねる。
認知症になっても
自分の日常を穏やかに語り合える場が
大切だと長谷川さんは思う。
会の終わりに、
「もし、ボクが来られなくなっても、
こういう場を無くさないでください」。
讀賣新聞 「くらし 家庭」 より
ご自分が経験しているからこその思いですね。これからもっともっとこういう場が
必要になってくると思いますo(^▽^)o
