高齢者の転倒は、
骨折による寝たきりの大きな原因と
されています。

◉転倒しやすい原因!
   大きく分けて2つあります。

☆1つは病気によるもの!
  ・白内障て目が見えにくい
  ・変形性股関節症でバランスが悪くなる
  ・頻尿で夜間のトイレが多い
  ・不眠で睡眠薬を飲んでいる

☆もう一つは加齢による身体の衰え
    一般的に40歳代から筋肉量は低下し、
   80歳までに3〜4割落ちます。
   筋肉量に加え、
   握力や歩く速度など、
   身体能力のどちらかが低下していれば、
   サルコペニアと思われます。

☆診断目安は?
   筋肉量の測定や、
   握力で 男性は26kg未満
               女性は18kg未満
   歩行速度は男女とも毎秒1m未満が
   サルコペニアの目安です。

☆どんな人がなりやすい?
   加齢のほか、心臓、腎臓、肝臓、肺
   などの働きが病気の為に低下していたり
   入院などでの活動不足、栄養不足 等々

   60歳代の4人に1人、
   80歳代では6割がサルコペニアという
   海外の報告もあります。

☆高齢者の転倒での問題点
   女性は特に骨粗鬆症で転倒した場合は、
   治るまで長期の入院で、
   活動量が低下し、筋肉が固まり
   寝たきりになる可能性が高くなります。

☆予防法は?
   運動と栄養です。
   激しい運動ではなく、負荷が少しかかる
   程度が適しています。

   また、栄養面では
   食事でエネルギーとタンパク質を
   充分摂った上で、
   運動で効果的に筋力をつける考え方が
   普及してきました。

☆効果的な運動を行うには?
   専門の知識を持った
   医師、理学療法士、健康運動指導士 等
   の指導や、
   公民館等での高齢者向け運動教室等を
   上手に活用すると良いでしょう。


         名古屋大学老年内科教授
                                葛屋  雅文さん


       讀賣新聞  「医療ルネサンス」  より


私も 近くにある筋トレ教室に通っています。この歳になると意識して続けないと
なかなか筋肉はついてくれません(≧∇≦)