創設51年を迎えた
「子供の詩」コーナーには、
未就学児から中学3年までの子供達から
詩が送られてくる。
日々の何気ないつぶやきを保護者が
書き留めたり、
思春期の揺れる思いをぶつけてみたりー。
日々の生活や授業など様々な場所で
詩と向き合う子供と家族ー
◉ 掲載された詩の中から。
「電子レンジ」 (18年4月掲載)
スタート
おしまーす
でもね ママ
ゴールはどこ?
「親子丼」 (18年5月掲載)
シャケフレークとイクラ
りょうほうごはんに のせよう
あ!
また であえたんだね
かまないで たべるようにするね
「なまえ」 (1987年5月掲載)
あさこ うまれたときね
なんてよんでも わらわなかったけど
あさちゃん てよんだら
にこってわらったから
あさこ ってなまえにしたの?
「こどもの詩」に投稿される
未就学児の詩の多くは、
両親や祖父母が子供のつぶやきを
書き留めたものです。
こうした取り組みを30年以上続けている
施設があります。
長野県松本市の
認定こども園「聖十字幼稚園」では、
「口頭詩を採用することは、
子供の主体性を大切にすること。
どの時代の詩集も、
読み返すと 子供達から
教えられることばかりです。」と
園長の言葉。
御茶ノ水女子大名誉教授の内田典子さんは
「幼児は絶えず 言葉を吸い込み、
それを発して 周りの反応を見ることで、
言葉を自分のものにする。
経験が豊かになるほど
想像は豊かになります。」
心が動かされた時ほど 言葉を覚える。
遊びや絵本の読み聞かせなど
楽しいやり取りの中で、
パパやママ、
そばにいる大人達が、
よく子供の声に耳を傾けて欲しい。
それが 子供の言葉の世界を広げるのです
共働き世帯が増え、
スマホも浸透した今、
「忙しいからこそ、
子供と向き合う時間を作って欲しい。
口頭詩を採集することは、
成長を見守る事にもつながります」 と
元幼稚園教諭の言葉です。
讀賣新聞 「くらし 家庭」 より
孫達と同居していると、時々 ドキッ!
とする言葉を耳にします。
「意味を分かって使っているのかな〜」
テレビやゲーム 大人達の話の中から
自分なりのヒットした言葉をキャッチして
いくのでしょうね。
子供達の前では、
正しい日本語を心がけていきたいですねo(^▽^)o
