大阪市にある日本最大の日雇い労働者の街
「あいりん地区」。
独身男性が全国から集まり、
高度経済成長を支えた街は今、
高齢化に直面している。

市によると、
住民約2万人のうち、
約4割が生活保護受給者。
65歳以上の住民の割合は 約45%に上る。


日雇い労働者は厚生年金には加入出来ず、
国民年金の保険料を未納だった人もいる。

高齢でそれまでのように働けなくなると、
生活保護を受ける事が多い。

しかし、高齢で生活保護を受けていても、
働きたいと願う人は多い。


◉働きたい高齢者が仕事を分け合う
   仕組みもある。

生活保護を受けていない55歳以上に、
街中の掃除など、
日給5700円の仕事を紹介する
「特別掃除事業」。

建設現場の仕事が難しい人の為、
大阪府と大阪市の予算で
1994年から始まり、
現在 約1000人が登録している。


日本の高齢者の特徴は、
就労意欲が高いことだ。

内閣府が全国の60歳以上の人に
「何歳まで働きたいか?」を尋ねた調査
(2014年)では、
3割が「働ける内はいつまでも」と答え、
「仕事をしたいと思わない」との回答は
1割のみだった。


就労意欲の高さは あいりん地区も
例外ではない。
生活保護で衣食住が安定しても、
「精神的に苦しい、仕事がしたい」
という高齢者は少なくない。


「仕事はお金を得る為だけのものでは
なく、社会との繋がりを持ち続ける上で
大切なもの❣️」
特別清掃事業を受託する
NPO法人釜ヶ崎支援機構の
山田 実理事長は そう話します。

事業で仕事が回ってくるのは
1人 月 6〜7回。
「もっと働きたい!」の声は多いが、
その思いにどう答えるか、模索がつづく。




         讀賣新聞
          「 老いを どこで 」   より



人は生き甲斐の1つに
「必要とされている」ことが大きいと
思います。
「いつまでも 元気で社会の一員で居たい
と思う!」 と思うのです。

それが出来た時 人は真の喜びを得る事が
出来るのではないでしょうか❣️
o(^▽^)o