昨年 11月下旬に
東京大学駒場キャンパスで開かれた
「駒場祭」。
みかんの食べ比べ イベントで、
主催する「東大みかん愛好会」の学生が
産地や味の特徴を説明し、
来場者は6種類のみかんを食べて、
品種を当てるコーナー❗️
熱心に食べ比べていた40〜50代の
女性4人グループ。
子供の頃は家で「箱買い」していたが、
今は数個の袋入りしか買わないという。
そもそも日本人は、
世界的にも果物をあまり食べない。
国連食糧農業機関(FAO)の
最新統計(2013年)で、
1人1日当たりの果物供給量は144.8g。
175ヶ国・地域で135位だ。
米国の半分でしかない。
◉摂取、75年の半分❗️
厚生労働省の国民健康・栄養調査によると
果物の1人1日当たりの平均摂取量は
1975年の193.5gがピーク。
それ以降は減少し、
ここ20年ほどは 1日100〜120gほどで
横ばいが続いている。
ジュースなどの加工用が増加し、
新鮮なままで食べることが減った。
日本では果実が食事というより
嗜好品扱いになっている。
洋菓子やスナックなど嗜好品の選択肢が
豊富になるにつれ、
果物は選ばれにくくなった。
◉「機能性」起爆剤に❗️
総務省家計調査では、
04年にみかんの消費量1位の座を
バナナに抜かれた。
消費を盛り返そうと
特に果物を食べない20〜40代向けに
「デスクdeみかん」と称する
普及策を推進。
その際のアピールポイントが
みかんに含まれる天然色素
「β-クリプトキサンチン」だ。
みかんを多く食べる人ほど
血中のβ–クリプトキサンチン濃度が
高まり、
食べない人に比べて骨粗しょう症の
発症リスクが低いという結果が出ている。
JAみっかびは15年、
生鮮食品で初めて 消費者庁の
「機能性表示食品」に届け出て、
みかんの箱に「骨の健康に役立つ」
などと表示。
β–クリプトキサンチンは、
糖尿病などの生活習慣病リスクを
低減するとの研究報告も出ています。
海外では、健康な人が
果物を取る重要性は常識なのに、
日本では、
糖尿病になる、太るといった誤解があり、
なかなか消費が増えない。
科学的裏付けを明らかにすることは、
消費拡大の起爆剤の1つになるはずです。
毎日新聞 「ニッポンの食卓」 より
私は果物大好き人間!
3度の食後に果物は欠かしませんが、
栄養素面を考えると食前が理想の
ようですo(^▽^)o
