消費者に身近な食品の値上げが相次いでいる。
人手不足に伴う人件費や物流費の負担増に
原材料価格の高騰が重なったことが
背景にある。
消費者の節約志向は根強く、
景気回復に水を指す恐れもある。
◉4月以降、食品の値上げラッシュが続く。
☆納豆 ↑ 10〜20%
タカノフーズ、ミツカン 等
☆ワイン ↑ 3〜5% 程度
メルシャン、サントリー、アサヒビール
ワインインターナショナル 等
☆牛丼 ↑ 10〜50円
松屋フーズ
☆ヨーグルト ↑ 内容量の減少で実質値上げ
☆米菓 ↑ 内容量の減少で実質値上げ
亀田製菓 等
☆パン ↑ 平均約12%
山崎製パン 等
☆チーズ ↑ 4,3〜17,2%内容量の減少で
実質値上げ
物価上昇に賃金の伸びがおいつけば、
必ずしも消費は落ち込まない。
しかし、物価変動を反映させた2月の
実質賃金は同0,5%減となり、
3ヶ月連続で前年を下回っているのが
実情だ。
「コスト高を転嫁する形での物価上昇は、
消費者の購買意欲の低下につながり、
経済にとってはマイナスだ」と指摘して
いる。
讀賣新聞 「スキャナー」 より