しれない。祇園に舞妓や太夫(一番位が上)を送るのが置屋。この部屋で
太夫と宴・・・贅沢。
もともと太夫は天皇陛下と謁見できる大名並みの地位があり、
陛下に白い歯を見せないことからお歯黒、これは公家さんと同じ。
誰でもなれるわけでなく芸を磨いて登りつめた位である。
輪違屋300年の木造の階段は新撰組のあの階段を思い出す。
本当に近藤勇の書が飾ってあった。
如月太夫(きさらぎたゆう)の髪飾、べっ甲に銀細工、珊瑚のかんざしは
500円玉くらいの大きさ、ため息が出るほど素敵だった。
自分の髪で毎日結い上げるそう。6kgの(髪)頭に4kgのぞうり、
内掛けを入れると30kgをつけて歩いているらしく、一流ってすごい
体力だと感心させられた。
帯600万、内掛け1000万円で3回も替えてくれた。二つのろうそくの下で、
美しい太夫に江戸時代の若旦那は魅了されたことと思う。
懐石料理も松茸の土瓶蒸が大きくて大満足。
素敵な夜は確かに朝帰りとなります。