【1-1】データのクレンジング方法[データをキレイにする方法] ー その1 | 社員2000人以下の会社に勤める忙しい管理職クラスのための簡単Excelデータ集計マンツーマントレーナー土谷

社員2000人以下の会社に勤める忙しい管理職クラスのための簡単Excelデータ集計マンツーマントレーナー土谷

社員2000人以下の会社に勤める忙しい管理職クラスのために、日々の業務をたった5分で簡単に終わらせる事の出来る、簡単なExcelを使ったデータ集計の方法を教えます。

最初の話として、データクレンジング(データをキレイにする)方法をご紹介いたします。

 

非常に地味な話と思うかもしれませんが、実は集計で最も大事な部分の一つがここです。

この土台さえ完成していれば、毎回一日中かかった集計業務だろうが今後たった5分で終わります。

 

貴方が最初から正規化(規格化)されたキレイなデータに基づいて業務が出来る環境をお持ちであれば不要ですが、そうはいかない職場が多いのが現実です。

 

データを集計する際、貴方はsumif、sumproduct等の関数やピボットテーブル等のツール、vba等のスクリプト等、様々な方法の中から、その中で最も適した方法を用いて集計を行っていく事になります(それらの方法は後日説明いたします)。

 

しかし、それらのどの方法を用いてもデータがキレイでなければ集計は上手くいきません。

例えば株式会社A-B-C工業という企業が存在するとしましょう。

 

下記のパターンは、人間の目で見れば同じ企業であると推測がつくと思います。

しかし、データ上は全くの別会社として扱われてしまいます。

 

(1) 株式会社ABC工業    (“-”が存在しない)

(2) (株)A-B-C工業     (株式会社が略称)

(3) 株式会社A-B-C工業   (アルファベットが半角)

(4) ABC             (チーム内等での呼称をそのまま記載)

 

また、下記のように別の項目のデータが混在してしまうケースも存在します。

 

法人名 :エービーシーコウギョウ

フリガナ:株式会社A-B-C工業 

 

これらの情報が混在しているとき、どのような集計方法も役立たずと化します。

同じ企業であるはずのデータを別カウントしてしまうからです。

 

それではきちんと集計可能なデータに加工するにはどのような方法を使えば良いのでしょうか。

 

それが「データクレンジング」という方法になります。

次回よりこちらの方法をご紹介してまいります。