12才の春
ある小学校の先生の計らいで、小学校へ通学できることになった

その後、中学校に進学し優しい女学生に出遭うことに
ゆうこちゃんは小柄でポニーテールが似合うタイプの子だった

中学2年生、女の子に初めて書いた告白の手紙「〇〇ゆうこ様」
手紙を持つ手が震えてた

赤いポストの前でモジモジと、投函する勇気が湧いてこなかった
そこに突然現れたポストマンの叔父さん
「届けてあげるから 寄こしな」

ポストマンはチラッと宛名を見て言った「あ~ 任せとけ きっといい返信がくるよ」

なんか慰められたような 嬉しいような・・・
確かあの子は、バドミントン部のマネージャーをしてたような

それから三週間、一ヶ月過ぎても返信は来なかった
その後一年と三ヶ月、卒業式も終わった

初恋と失恋を味わった中学時代、何もいいことはなかった
数年後、〝ゆうこちゃん〟は、都会の銀行で頑張ってると噂で聞いたけど
この話は誰にも話すことなく、記憶からも薄れてしまいました・・・

ガキの初恋なんて こんなものなんですかね~