みなさんこんにちは。
禅ExcelのZENです。

Excelでの印刷は実務においてはとても重要です。

「これから会議だから、資料を今欲しいんだ。すぐ印刷して!」
「先月の支店別の売上一覧、Excelデータじゃなくて印刷して持ってきて!」

と言われた時、せっかく資料作成、データ集計が出来ていても、印刷にもたついていると

「早くして!ん?そもそも資料自体出来てるの?」]

となってしまいます。

印刷がうまくできないせいで、それまでの資料作成、データ集計も出来ていないとされかねません。ですので要望に応えられるよう、基本的な印刷方法はマスターしておきましょう。

今回は印刷が2ページ以上に渡るケースのご紹介をさせていただきます。

印刷が2ページ以上に渡るときに、必ず起きる問題が

・2ページ目以降に表の見出しが出ていない
・ページの区切り位置が変なところにある

です。

今回は「2ページ目以降にも表の見出しを印刷する方法」についてご紹介いたします。

前回の記事と同じ表を使ってご説明します。



前回は横1×縦1でしたが、今回は横2×縦1で印刷するケースで考えてみます。
また「2ページ目以降にも印刷する表の見出し」は表の水色の部分(1行目位・A列~C列)とします。




①印刷範囲の設定【Alt → P → R → S】 を行います。


②印刷プレビュー【Ctrl + P】または【Ctrl + F2】を行います。
(このまま印刷しようとすると8ページになることが分かります。)
※この過程は省略しても大丈夫です。


Escキーでプレビューを閉じます。

③ページ設定 【Alt → P → S→ P】を開き、
ページタブで印刷の向き・用紙サイズ等を選択します。
「次のページ数に合わせて印刷」を選んで「横2×縦1」にします。


シートタブに移ります。

印刷タイトルの「タイトル行」「タイトル列」の部分に2ページ目以降にも印刷する表の見出しを設定します。 
※設定はマウスを使って選択します。
 タイトル行には表の1行目を選択
 タイトル列には表のA列~C列を選択


④印刷プレビュー【Ctrl + P】または【Ctrl + F2】を行います。
※2ページに収まっていること、2ページ目にも表の見出し(水色の部分)が表示されていることを確認します。




⑤印刷します。



この様な大きな表の場合、もし2ページ目以降にも表の見出しがなければ一体なんの数字なのか全くわからないことになります。

「2ページ目以降にも印刷する表の見出し」の設定は必須です。

そしてその設定は「シートタブ-印刷タイトルの「タイトル行」「タイトル列」」で行うという事を覚えて頂ければと思います。


ご参考にしていただければ幸いです。