みなさんこんにちは。
禅ExcelのZENです。

前回の記事では「日付データの実態はシリアル値という数値」だという事をご紹介させていただきました。

例えばセルに「2015/11/1」と入力すると、Excelが自動的に「あ、これは日付に関するデータだな。ではシリアル値(42309)という数値で管理をしておこう。」となる訳です。

でも実務では、会社によっていろいろな日付データを見る事があります。
実際は日付データではなく、「日付の様に見せているデータ」と言ったほうが良いかも知れません。

例えば下記の様なものです。



これは人間が見るとなんとなく「日付に関するデータではないか?」と考える事が出来ますが、Excelにとっては「20151101」というのは「2015年11月1日」という日付ではなく、「20,151,101(二千十五万千百一)」というただの数値でしかないのです。

また下記の様な例も見かける事があります。
「年」「月」「日」と別れているものです。
これもExcelにとってはそれぞれ「2015」「11」「1」という単独の数値でしかありません。



ここで例えば「2015年11月1日から100日後の日付」を求めようとした場合、シリアル値で管理している場合は簡単な数式で答えを出すことができますが、上記の二つの例は月の繰上りの扱い等が複雑になり、単純に足し算をしても答えを出すことはできません。

(DATE関数を使用してシリアル値の日付データに変換する必要が出てきます。DATE関数につきましては次回以降ご説明させていただきます。)



シリアル値は実は日付計算をするには欠かせないものなのです。


ご参考にしていただければ幸いです。