昨日バイトくんと、人の一生の幸福度について話した。
生まれて、死ぬ間をグラフにすると、幸福と思うことと、不幸と思うことは、最後は結局ゼロとなるんじ
ゃないかと。
苦労した分、後で楽ができる というような感じかな。
僕の今までの人生を振り返ると、結構当てはまる。
18,9歳の遊び盛りの頃、全く知らない土地で1人暮らしをし、生活に追われていた。
その頃はバブルの後期あたりで、世の中景気もよかった時代だ。
その頃の僕は、生意気に人に使われるより、人を使う人間になりたいと思っていた。
僕の仕事はいわゆる3Kと呼ばれる、地味な仕事で社会人1年生でお給料も少なかった。
やりたい事はいっぱいあったが、何せ生活に追われてそれどころじゃない。
その頃、早く一人前になって、いっぱいお金稼いで、好きなことがしたい思った。
一人前になる為には、自分のレベルを上げなければいけない。技術、知識、経験
それを実現するべく、色々なものが犠牲になったと思う。
あれから16年。
紆余曲折はあったが、目標に向かって、コツコツと積み重ねた成果がいまの僕だと思う。
世の同じ世代の人達の大部分が、企業に追われ、生活に追われ、お小遣い3万円だったりして
不平不満を漏らすが、じゃあ、若い頃 何していたの?と聞きたい。
その差がいま出ているだけでしょ?
大きく沈んだ分、大きく上がるし、その反対も然り。
10年後 自分がどうなりたいか? しっかりビジョンを立て、目標を達成するために、何が
必要か? また、それをする事によって何が犠牲になるか?
しっかり予測して動かないと、10年後「こんなはずじゃなかった」と後悔します。
バイトくんは25歳 これから大学を受験して、好きな道に進みたいと言う。
「じゃあ、来年 受かって、卒業する頃には30歳だね 30歳といえば、大学を普通に卒業
した人たちが、企業で中堅クラスになって、家族を築いている頃だよ。 その時にそれを求めては
いけないよ」と言ってあげた。