私が《スッキリ家計簿》を作った目的。
それは、【メリット①】を得たかったからです。
そして、目的は思い通りに達成できました。
だけど、【メリット②】で《スッキリ家計簿》を3か月間封印。
メリットだったのにね。
あまりにショックで
【メリット③】は、これがいちばん目指すべきことだったなあと、いまは思います。
当時は、思ってもいなかったのですが。
現状を正確に記録!私が得た3つのメリット
【メリット①】細かなお金の動きも追跡
《スッキリ家計簿》の出発点は、言葉にするとこんな感じでした。
銀行からお金をおろして来たら、通帳の残高が減って、現金残高が増える。
それを、家計簿に1行書くだけで、表現したい。
当時は現金払いが中心でしたから、いちばん大きな悩みがこれ。
銀行口座の残高が関係してくるお金の流れでした。
でも、これ1つだけ解決したら、どんなお金の流れにも対応できたのです。
キャッシュレスが乱立する今でも、何も困らずに残高管理ができています。
それもそのはず。
複式簿記の仕組みを知った今ならわかります。
私が実現したかったことは、複式簿記の考え方だったのです。
【メリット②】資産と負債の明確化
私は当時、現金や貯蓄が自分の持っているお金の合計だと思っていました。
「借金」というものを認識していなかったんですね。
ローンは、単に、少しずつ支払う代金とだけ思っていて。
ところが、お金の流れをありのままに入力してみたら、家計の本当の姿が見えてしまった。
現金や貯蓄から、まだ支払っていないローンを引いた金額が、本当の自分のお金だったんです。
本当にビックリしてしまって…。
いま思えば、ビックリしたことのほうがビックリなんですけど😅
それで、せっかく作った《スッキリ家計簿》を静かに閉じ、3か月間、封印してしまったのでした
【メリット③】お金の行動が変わった
家計がまるわかりになったことで、お金の行動が変わりました。
ローンを組まなくて済むように、お金を積み立てる。
厳密には、ローンだけでなく、クレジットカードも借金なのですが、ふだんのカード払いは一括払いで、ひと月ずつ完結するので、積み立ててはいません。
ふだんの生活費から、支払日用に取り分けています。
でも、臨時で大きな買い物をした時の、取り分けるお金の出どころは、積み立てているお金です。
毎月の生活費も、大きな買い物のために積み立てているお金も、実は同じ銀行口座に入っています。
夫の給料が振り込まれる口座です。
この口座は、家計簿上で用途別にわけているので、お金を取り分ける時は、家計簿上のこの口座の中でお金を移動させるだけ。
銀行に行かなくていいので、とてもラクです。
ほしいと思っても、すぐには買わない。
ちょっとほしいなと思ったくらいでは、すぐには買わなくなりました。
ほしいと思った時には、まず、買い物リストに載せておきます。
で、しばらく眺めるだけにしておく。
そうすると、たいていは、「邪魔だからリストから消そう」となります
でも、そうはならずに買うことになった時は、本当に買ってよかったと心から思える買い物になります✨
【まとめ】
私は、現状を正確に記録することで、3つの大きなメリットを得られました。
まず、細かなお金の動きも追跡できるようになり、キャッシュレスが普及している現在でも安心して残高管理ができています。
次に、資産と負債を明確に把握することで、本当の自分のお金の状況がわかり、やるしかないと心が決まりました。
3か月間、心の準備が必要でしたけどね…。
最後に、お金の行動が変わり、計画的に積み立てたり、衝動買いをしなくなったりと、それまでのお金の使い方が改善できました。
最初はひとつめのメリットだけ追い求めていたわけですが、結果的に外堀を埋められ、逃げられなくなってしまったという感じです。
手書きの家計簿から始まって、長い年月がかかりましたが、ここにたどり着けて本当に良かったです😊