電車などで出かけた時、私は、出かけた目的によって、その交通費の費目を分けることがあります。


例えば、病院へ出かけたついでに、帰り道で途中下車した日の家計簿。


病院へ行くために使った電車代は、医療費控除の対象になります。


なので、電車代なんだけど、費目は医療費です。


でも、途中下車してしまうと、いつもよりちょっとだけ金額が増えてしまいますよね。


増えた分は、医療費ではありません。


そんな時は、医療費集計フォームと家計簿の集計金額が一致するように、増えた分は医療費ではなく、途中下車した目的に合う費目で家計簿に入力しています。



【もくじ】




 

  支払い前のSuica残高

 


電車に乗る前のSuica残高は 2,000円 


そして、  「○○銀行(電)」と電子マネーの金額が入っているセル  (ここではCP18~CP20)をすべて選択すると、画面下に表示される 合計は0円 になっています。


「○○銀行(電)」という口座は、電子マネーにチャージするお金の口座として作りました。


この口座は、家庭内クレジットカードとでもいえばいいでしょうか。


残高は常にマイナスで、持っている電子マネーの残高と合計すると、 0円 になります。


  • ○○銀行(や):やりくり費の口座
  • ○○銀行(生):生協の支払日用にお金を取り分ける口座
  • ○○銀行(カ):カードの支払日用にお金を取り分ける口座
  • ○○銀行(振):口座振替用の口座
  • ○○銀行(臨):臨時支出用にお金を積み立てている口座
  • ○○銀行(ポ):値引き・割引き・ポイントなどを貯める口座
  • ○○銀行(電):電子マネーにチャージするお金の口座

※○○銀行の残高を家計簿上で複数の用途に分けています。



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  Suicaの支払いを入力する

 


かかった電車代は、全部で 859円 


病院への往復分は、 836円 です。通常支出の医療費として入力します。


そして、途中下車して増えた金額は 23円 。ここでは臨時支出の娯楽費として入力してみますね。


そうすると、Suicaの残高が 859円 減り、「○○銀行(電)」と電子マネーの合計は -859円 になります。


  • ○○銀行(や):やりくり費の口座
  • ○○銀行(生):生協の支払日用にお金を取り分ける口座
  • ○○銀行(カ):カードの支払日用にお金を取り分ける口座
  • ○○銀行(振):口座振替用の口座
  • ○○銀行(臨):臨時支出用にお金を積み立てている口座
  • ○○銀行(ポ):値引き・割引き・ポイントなどを貯める口座
  • ○○銀行(電):電子マネーにチャージするお金の口座

※○○銀行の残高を家計簿上で複数の用途に分けています。


 



一方、「収支一覧シート」のほうでは、 836円が通常の医療費 として、 23円が臨時の娯楽費 として集計されます。




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  Suicaで支払ったお金の出どころは?

 


さて、電車代はSuicaで支払いましたが、このSuicaの中にあるお金は、何費に使うとしても、仮に払うお金です。


家計簿では、この仮に支払ったSuicaに、本来使うべきだったお金で返します。


なので、医療費や娯楽費に使うべきお金を、それぞれ出すことになります。


 



通常の医療費は、やりくり費である「○○銀行(や)」から出します。


臨時の娯楽費は、臨時支出用に積み立てている「○○銀行(臨)」から出します。


それぞれのお金の行く先は、どちらも「○○銀行(電)」。


これは、電子マネーにチャージするお金の口座です。


この口座は、家計簿の中で、クレジットカードのような役割を担っています。


クレジットカードの支払日は月に1回ですが、この口座へは、電子マネーを使うたびに支払う、という感じです。


そして、それぞれお金を移動すると、「○○銀行(電)」と電子マネーの合計が 0円 に戻ります。




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  クレジットカードでSuicaにチャージする

 


私は、Suicaの残高を常に2,000円に保つようにしています。


私の場合、2,000円あれば、複数の交通機関を乗り継いで用足しをしても、だいたい間に合うからです。


常に十分なお金が入っているとわかっていれば、急な外出でも安心です。


というわけで、Suicaを使った日は、帰宅後その日のうちに、使った金額分だけ、クレジットカードでチャージすることにしています。


 



私のSuicaは、Googleウォレット(旧 Google Pay)で発行したモバイルSuicaなので、1円単位でチャージができます。


なので、毎回、使った金額だけチャージして、残高を2,000円に戻しています。


この例では 859円 チャージしたので、Suicaの残高が 2,000円 に戻り、「○○銀行(電)」と電子マネーの合計は、 859円 になりました。


  • ○○銀行(や):やりくり費の口座
  • ○○銀行(生):生協の支払日用にお金を取り分ける口座
  • ○○銀行(カ):カードの支払日用にお金を取り分ける口座
  • ○○銀行(振):口座振替用の口座
  • ○○銀行(臨):臨時支出用にお金を積み立てている口座
  • ○○銀行(ポ):値引き・割引き・ポイントなどを貯める口座
  • ○○銀行(電):電子マネーにチャージするお金の口座

※○○銀行の残高を家計簿上で複数の用途に分けています。



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  クレジットカードで支払ったお金の出どころは?

 


チャージには、クレジットカードを使いました。


毎月決まった日にカード決済されるもの(携帯電話代など)以外でクレジットカードを使った時は、支払日用にお金を取り分けています。


なので、クレジットカードでチャージした金額も取り分け対象です。


取り分けるお金の出どころは「○○銀行(電)」。


電子マネーにチャージするお金の口座です。


お金の行き先は「○○銀行(カ)」。


カードの支払日用にお金を取り分ける口座です。


 



Suicaとちょっと似ていますが、カード払いも、仮に支払ったお金です。


なので、本来使うべきだったお金で、カードの支払日に備えるのです。


取り分けると、「○○銀行(電)」と電子マネーの合計が 0円 に戻ります。


  • ○○銀行(や):やりくり費の口座
  • ○○銀行(生):生協の支払日用にお金を取り分ける口座
  • ○○銀行(カ):カードの支払日用にお金を取り分ける口座
  • ○○銀行(振):口座振替用の口座
  • ○○銀行(臨):臨時支出用にお金を積み立てている口座
  • ○○銀行(ポ):値引き・割引き・ポイントなどを貯める口座
  • ○○銀行(電):電子マネーにチャージするお金の口座

※○○銀行の残高を家計簿上で複数の用途に分けています。


 



「○○銀行(電)」と電子マネーの合計が 0円 に戻らない時は、家計簿のつけ方がどこか間違っているので、この合計は要チェックです。



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