いまではもう何もありませんが、我が家では、以前は複数のローンを返済していました。

 

返済は、どのローンも口座振替でしたが、いまはクレジットカードでの返済もできるようですね。

 

初めて知った時はちょっとびっくりでした。

 

そして、ややこしそうだな、《スッキリ家計簿》に入力するならどうなるかな???と、試しに入力してみたことがあります。

 

ちゃんとつじつまを合わせられるかな?と、ちょっとドキドキしながらでしたが……。

 

大丈夫。もっとややこしくなるのかと思っていたら、意外と普通でした。

 

※金額と日付は架空のものです。



 

 

  ローンを組んだとき

 

  1. 初期設定シートに、ローン管理用の口座を作る。

 

ローンを組む前なので、開始残高は0円です。

 

(すでに返済途中なら、家計簿を始める時点の借入残高を入力します)

 



 

  1. 借り入れた内容を入力する。

 

ローンを組んで購入したので、「移動元口座」がローンの名前になります。

 



 

 

  クレジットカードで返済するとき

 

 

  • 入力する日付は、カードの利用明細に載っている日付です。

 

ローン返済の場合は、決済日や金額が毎月同じなので、ひとつ入力したら、12月までコピペしてしまうと楽です。

 



 

  • スーパーでカード払いをした時と比べてみましょう。

 

 

違うのは、「移動先口座」の有無です。

 

ローン返済のカード払いでは「移動先口座」があり、スーパーのカード払いでは「移動先口座」がありません。

 

つまり…

 

返済の場合は、お金が家の中で移動するのです。

 

支出の場合は、家の外にお金が移動するのです。

 

口座振替で返済していても、これは同じです。

 

 

 

 

現金払いなら、持っている現金が減ります。

 

現金がマイナスになることはありません。

 

ですが、ローンは、ないところから出している、つまり借りているので、マイナスの金額が増えるんですね。

 

以前は、貯金が自分たちの持ち物なのに対して、ローンは、食費などと同じように、毎月かかるお金、と思っていた私。

 

でも、《スッキリ家計簿》で家計簿をつけるようになって初めて、ローンも自分たちの持ち物なんだ、しかもマイナスの!と気づいたのです。

 

貯金からローンを引いた金額が、うちにある本当のお金だったんですね……😅

 

 

 

 

さて、口座振替や現金払いならここで終わりですが、カード払いの場合は続きがあります。

 

そう、支払日の入力です。



 

 

  クレジットカードの支払日

 

 

  • カードの支払日は、ほかの請求と一緒にまとめて引き落とされます。

 

 

クレジットカードの支払日も、「移動元口座」と「移動先口座」の両方があります。

 

つまり、家の中でお金が移動している。

 

ローンだけでなく、こまごまとしたカード払いの金額も、自分のマイナスの持ち物なんですよね。

 

 

 

 

さて、返済は家の中でお金が動いているから、支出ではない、だから、買い物のように「○○費」という集計には、たぶん、本当はならないのです。

 

実際、スーパーなどでカード払いしたときは、その支払った日に「食費」などとして入力します。

 

だから、本当は、ローンを組んだときに、「○○費」として集計するべきなのだと思います。

 

でも、毎月いくらかかったか、という計算をするには、購入時ではなく、毎月返済する時に集計したいもの。

 

というわけで、《スッキリ家計簿》では、ローンを組んだときはお金の移動だけを計算し、月々の返済のほうを費目別に集計できるようにしています。


 

月別残高シート


 

収支一覧シート



 

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