私は、30年以上家計簿を続けてきました。
続けられた理由は、つけることがあまり苦ではなかったことと、つけないと不安だったから。
でも、同じ方法でただつけ続けたわけではなく、試行錯誤を繰り返していました。
なぜ試行錯誤が続いたかというと、家計簿をつけてもつけても、何が何だかよくわからなかったから
どうつけていいかわからないことが多く、解決しないまま保留になってしまうので、ずいぶん長いこと、家計簿はつけっぱなしでした
それでもあきらめなかったのは、いつかちゃんと家計が見えるようにしたい、という思いがあったからですね。
家計が見えないと思い続けていたころの私は、今の《スッキリ家計簿》でいうと、この赤枠の部分をゴールにしていました。
レシートを書き写し、使ったお金を費目別に分けて、手元の現金残高と家計簿の現金残高があっていれば終了
でも、エクセルで作り始めた家計簿がこの形に近づいてくるにつれて、家計簿に本当に必要なのは、こっちじゃないかなと思い始めたんです。
なぜそう思ったかというと、私、この部分ばっかり見るようになったから
通帳にいくらあって、クレジットカードなどの借入がいくらあって…、というのを家計簿をつけるたびに目にしたら、数字が苦手な私にでも、だんだん、見たくなくても問題が見えてしまうことになりました。
とはいえ、気がついてはいたものの行動が遅い私は、実は気になりながらも更に数年が経ち
せっかく家計簿をつけていたのに、ぜんぜん生かせてなかった長い年月がもったいなかったです