あなたが「家計簿が合わない!」と思う時って、どんな時ですか?
私がそう思ってしまうのは、家計簿をつけ終わり、数えた現金と家計簿の現金残高が違っている時です。
つい思ってしまうんですけど、でも、それって、本当に合っていないんでしょうか?
「現金残高が合わない」とは
例えば、家計簿の現金残高が「50,000円」だったとします。
でも、数えた現金は「49,800円」。
点検しても、現金の数え間違いや家計簿のつけ間違いはない。
そんな時、思わず「200円足りない!」と言ってしまったりするんですが、本当は現金が「200円」足りないわけじゃないと思うんですよね。
正しくは、「200円」を何に使ったか忘れてしまった、レシートもない、ということじゃないかと。
もしかすると、「200円」は支払ったのではなく、落としてしまったのかもしれません。
でも、「200円」が出て行ったのは事実だと思うんです。
なので、家計簿は「事実」に合わせてつける。
つまり、原因はわからないけれど、200円の現金が出ていった、ということですね。
私はこんな時のために、「不明金」という費目を作っています。
200円の移動元口座は現金。
この200円は外に出ていったので、移動先口座はありません。
現金の方が家計簿より多かった時なら、外からお金が入ってきた、という扱い。
- 費目:不明金
- 移動元:なし
- 移動先:現金
これね、ほんとの複式簿記だと、「現金過不足」という勘定科目を使うらしいのです。
でも、前にそのルールで家計簿をつけてみたら、なんとなく違和感が…。
「現金過不足」は「お金」なので「口座」になってしまい、「費目」にはならないんですよね。
やっぱり、費目扱いにしたほうが私にはしっくりきます。
そして、あとから合わない原因がわかった時は、「現金過不足」からお金を出し入れするのではなく、「不明金」を正しい費目に書き換える。
そういうルールにしていますが、幸い、今年の不明金は、今のところ0円です
「家計簿が合う」とは
現金残高が合っただけでは、家計簿が合っているとはいえないと思うんですよね。
私たちは、現金以外にもお金を持っていますから。
そして、現金と現金以外では合わせ方が違います。
現金の場合
目の前の現金を事実と考える。
現金残高が合わない場合、ちょっと心がモヤっとするかもしれませんが、一通り確認しても原因がわからなければ、目の前の現金に、家計簿を合わせるのがベストです。
時間がもったいないですから。
ただし、金額が違いすぎる時は、あきらめずに原因を調べた方がよいです。
どうしてもわからない場合は、やはり目の前の現金を事実とするしかありませんが…。
現金以外の場合
通帳や請求書などが正解。
キャッシュレスは、正解があるので悩みませんね
家計簿が続くコツは、迷わないことだと私は思っています。
家計簿はどんなつけ方をしても自由ですから、自分仕様のルールを作ってしまいましょう
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