利用日と支払日にズレができてしまうクレジットカード。
きちんと管理したいと思うと、なかなか骨が折れますよね。
利用する度に、同額の現金を取り分けたり、引き落とし口座に入金したり。
あるいは、複式簿記を使ったり、カード払いだけ別のツールで管理したり。
でも、現金を数えなくても、銀行へ行かなくても、簿記を勉強しなくても、カード払いを別管理しなくても、ひとつの家計簿で管理することができます。
我が家の2月支払い分のカード利用を例に、《スッキリ家計簿》での管理方法をご紹介しますので、ぜひ、あなたの家計簿にひと工夫する参考になさってください。
※使用したカードは「毎月10日締め、翌月2日支払い」です。
●今回は、クレジットカードを支払日で管理する方法をご紹介します。
きちんと管理したいと思うと、なかなか骨が折れますよね。
利用する度に、同額の現金を取り分けたり、引き落とし口座に入金したり。
あるいは、複式簿記を使ったり、カード払いだけ別のツールで管理したり。
でも、現金を数えなくても、銀行へ行かなくても、簿記を勉強しなくても、カード払いを別管理しなくても、ひとつの家計簿で管理することができます。
我が家の2月支払い分のカード利用を例に、《スッキリ家計簿》での管理方法をご紹介しますので、ぜひ、あなたの家計簿にひと工夫する参考になさってください。
※使用したカードは「毎月10日締め、翌月2日支払い」です。
●今回は、クレジットカードを支払日で管理する方法をご紹介します。
[1]クレジットカード利用日:11月30日(ADSL料金:2,855円)
11月30日の入力画面に、2,855円の借入を入力する。
「移動元口座」にクレジットカード名を入れ、「移動先口座」を空欄にすることで借入となります。
「毎月10日締め、翌月2日支払い」というルールから考えると、この「ADSL料金」は「12月10日締め、1月支払い」となるはずなのですが、なぜかこれだけは1か月遅れの支払い。
そのため、これは2月2日支払いとなります。
1行上に「270円」がありますが、こちらはルール通り1月支払いです。
※我が家の家計簿は25日始まりなので、11月30日は12月期です。
クレジットカードの残高が計算される。【入力前】

↓
【入力後】

※クレジットカード残高:-71,089円-2,855円=-73,944円
支払日(2月2日)の入力画面に、2,855円の支出を入力する。
「費目」を入れることで支出として処理し、「口座名」は空欄にします。
「口座名」を入れてしまうと、更に借入となってしまうからです。
(借入は
で処理済み)※ここに入力する内容が、そのまま2月支払い分の請求明細になります。
2月2日の支出として「通信費」に2,855円が計上される。
※費目は我が家の例です。
支払日(2月2日)の入力画面に、金額を入れる場所を準備しておく。
「移動元口座」に引き落とし口座の銀行名を、「移動先口座」にクレジットカード名を入れることで支払いとなります。
「移動金額」は、2月支払いの請求明細とつけ合わせてから入力します。
[2]12月の支払日:12月2日(54,379円)
12月2日の入力画面に、54,379円の支払いを入力する。
「移動元口座」に引き落とし口座の銀行名を、「移動先口座」にクレジットカード名を入れることで支払いとなります。
引き落とし口座とクレジットカードの残高が計算される。【入力前】

↓
【入力後】

※引き落とし口座残高:151,166円-54,379円=96,787円
※クレジットカード残高:-73,944円+54,379円=-19,565円
クレジットカードの残高-19,565円は、1月以降に支払う金額です。
[3]カード利用日:12月15日(携帯電話料金:11,975円)
12月15日の入力画面に、11,975円の借入を入力する。
「移動元口座」にクレジットカード名を入れ、「移動先口座」を空欄にすることで借入となります。
クレジットカードの残高が計算される。【入力前】

↓
【入力後】

※クレジットカード残高:-19,565円-11,975円=-31,540円
支払日(2月2日)の入力画面に、11,975円の支出を入力する。
「費目」を入れることで支出として処理し、「口座名」は空欄にします。
「口座名」を入れてしまうと、更に借入となってしまうからです。
(借入は
で処理済み)※ここに入力する内容が、そのまま2月支払い分の請求明細になります。
2月2日の支出として「通信費」に11,975円が足される。2月2日の「通信費」は、「ADSL料金」+「携帯電話料金」で、
2,855円+11,975円=14,830円です。

※費目は我が家の例です。
[4]カード利用日:12月16日(電気代:3,546円)
12月16日の入力画面に、3,546円の借入を入力する。
「移動元口座」にクレジットカード名を入れ、「移動先口座」を空欄にすることで借入となります。
クレジットカードの残高が計算される。【入力前】

↓
【入力後】

※クレジットカード残高:-31,540円-3,546円=-35,086円
支払日(2月2日)の入力画面に、3,546円の支出を入力する。
「費目」を入れることで支出として処理し、「口座名」は空欄にします。
「口座名」を入れてしまうと、更に借入となってしまうからです。
(借入は
で処理済み)※ここに入力する内容が、そのまま2月支払い分の請求明細になります。
2月2日の支出として「水道光熱費」に3,546円が計上される。
※費目は我が家の例です。
[5]カード利用日:12月20日(スーパーでの買い物:7,029円)
12月20日の入力画面に、7,029円の借入を入力する。
「移動元口座」にクレジットカード名を入れ、「移動先口座」を空欄にすることで借入となります。
クレジットカードの残高が計算される。【入力前】

↓
【入力後】

※クレジットカード残高:-35,086円-7,029円=-42,115円
支払日(2月2日)の入力画面に、7,029円の支出を入力する。
「費目」を入れることで支出として処理し、「口座名」は空欄にします。
「口座名」を入れてしまうと、更に借入となってしまうからです。
(借入は
で処理済み)※ここに入力する内容が、そのまま2月支払い分の請求明細になります。
2月2日の支出として「食品・日用品」に7,029円が計上される。
※費目は我が家の例です。
[6]カード利用日:12月27日(スーパーでの買い物:10,422円)
12月27日の入力画面に、10,422円の借入を入力する。
「移動元口座」にクレジットカード名を入れ、「移動先口座」を空欄にすることで借入となります。
クレジットカードの残高が計算される。【入力前】

↓
【入力後】

※クレジットカード残高:-42,115円-10,422円=-52,537円
支払日(2月2日)の入力画面に、10,422円の支出を入力する。
「費目」を入れることで支出として処理し、「口座名」は空欄にします。
「口座名」を入れてしまうと、更に借入となってしまうからです。
(借入は
で処理済み)※ここに入力する内容が、そのまま2月支払い分の請求明細になります。
2月2日の支出として「食品・日用品」に10,422円が足される。2月2日の「食品・日用品」は、「12月20日」+「12月27日」で、
7,029円+10,422円=17,451円です。

※費目は我が家の例です。
[7]クレジットカード利用日:12月31日(メアド維持費:270円)
12月31日の入力画面に、270円の借入を入力する。
「移動元口座」にクレジットカード名を入れ、「移動先口座」を空欄にすることで借入となります。
1行下に「2,897円(ADSL料金)」がありますが、こちらは「メアド維持費」と同じカード利用日でも、なぜか1か月遅れの支払いなので、3月支払いです。
※我が家の家計簿は25日始まりなので、12月31日は1月期です。
クレジットカードの残高が計算される。【入力前】

↓
【メアド維持費の入力後】

↓
【ADSL料金の入力後】

※クレジットカード残高:-52,537円-270円-2,897円=-55,704円
支払日(2月2日)の入力画面に、270円の支出を入力する。
「費目」を入れることで支出として処理し、「口座名」は空欄にします。
「口座名」を入れてしまうと、更に借入となってしまうからです。
(借入は
で処理済み)※ここに入力する内容が、そのまま2月支払い分の請求明細になります。
2月2日の支出として「通信費」に270円が足される。2月2日の「通信費」は、11月30日の「ADSL料金」+12月15日の「携帯電話料金」+12月31日の「メアド維持費」で、
2,855円+11,975円+270円=15,100円です。

※費目は我が家の例です。
支払いが1か月遅れの「2,897円(ADSL料金)」を、3月2日の支出として入力する。
「費目」を入れることで支出として処理し、「口座名」は空欄にします。
「口座名」を入れてしまうと、更に借入となってしまうからです。
(借入は
で処理済み)※ここに入力する内容が、そのまま3月支払い分の請求明細になります。
3月2日の支出として「通信費」に2,897円が計上される。
※費目は我が家の例です。
1か月遅れの支払日(3月2日)の入力画面に、金額を入れる場所を準備しておく。
「移動元口座」に引き落とし口座の銀行名を、「移動先口座」にクレジットカード名を入れることで支払いとなります。
「移動金額」は、3月支払いの請求明細とつけ合わせてから入力します。
[8]1月の支払日:1月4日(16,710円)
1月4日の入力画面に、16,710円の支払いを入力する。
「移動元口座」に引き落とし口座の銀行名を、「移動先口座」にクレジットカード名を入れることで支払いとなります。
引き落とし口座とクレジットカードの残高が計算される。【入力前】

↓
【入力後】

※引き落とし口座残高:150,235円-16,710円=133,525円
※クレジットカード残高:-55,704円+16,710円=-38,994円
クレジットカードの残高-38,994円は、2月以降に支払う金額です。
[9]カード利用日:1月8日(年会費:12,000円)
1月8日の入力画面に、12,000円の借入を入力する。
「移動元口座」にクレジットカード名を入れ、「移動先口座」を空欄にすることで借入となります。
クレジットカードの残高が計算される。【入力前】

↓
【入力後】

※クレジットカード残高:-38,994円-12,000円=-50,994円
支払日(2月2日)の入力画面に、12,000円の支出を入力する。
「費目」を入れることで支出として処理し、「口座名」は空欄にします。
「口座名」を入れてしまうと、更に借入となってしまうからです。
(借入は
で処理済み)※ここに入力する内容が、そのまま2月支払い分の請求明細になります。
2月2日の支出として「自己投資費」に12,000円が計上される。
※費目は我が家の例です。
[10]2月支払いの請求額が確定:1月19日
請求明細と家計簿をつけ合わせる。【2月支払いの請求明細】

【家計簿】(2月2日の入力画面で確認します)

合っていたら、[1]で準備した2月2日の入力画面に支払金額を入力する。
引き落とし口座とクレジットカードの残高が計算される。【入力前】

↓
【入力後】

※引き落とし口座残高:112,929円-48,097円=64,832円
※クレジットカード残高:-50,994円+48,097円=-2,897円
クレジットカードの残高-2,897円は、3月以降に支払う金額。
つまり、これからの請求明細に載る分ですね。
この記事でいうと、3月支払いの「ADSL料金」2,897円です。

2月支払い分については、この後、支払日(2月2日)に通帳を確認して終了です。
説明の都合上、記事は日付順に書きましたが、実際の入力は、日付順にならないこともあります。
この記事でいうと、2月2日の支払金額は、1月19日に確定しました。
それと同じように、1月4日の支払金額も、12月19日には確定していました。
なので、12月19日のうちに入力してしまえば、12月20日の買い物より、1月4日の支払いの方が早く入力することになります。
関連記事
クレジットカードを利用日で管理する方法(2月支払い分より)
クレジットカードを口座振替と同様に管理する方法(2月支払い分より)
説明の都合上、記事は日付順に書きましたが、実際の入力は、日付順にならないこともあります。
この記事でいうと、2月2日の支払金額は、1月19日に確定しました。
それと同じように、1月4日の支払金額も、12月19日には確定していました。
なので、12月19日のうちに入力してしまえば、12月20日の買い物より、1月4日の支払いの方が早く入力することになります。
関連記事
クレジットカードを利用日で管理する方法(2月支払い分より)
クレジットカードを口座振替と同様に管理する方法(2月支払い分より)
一目で見渡せる《スッキリ家計簿》とは…
◆数字に弱い私が、スッキリ管理できたエクセル家計簿テンプレートです。
◆1日分の入力画面だけで全体がわかります(費目や収支の累計、口座残高など)
(1日分の入力画面=パソコンのワイド画面で1度に見える範囲)
◆現金、銀行口座、クレジットカード、電子マネー、ローン等を、日々の入力画面で一括管理。
◆家計簿の年や月の始まりを自由に設定できます。
(1月始まりでも、7月始まりでも、1日始まりでも、25日始まりでも、自由自在)
◆費目をライフステージに合わせて自由に設定できます。
◆入力方法は、実際のお金の流れを再現するだけ。
◆支出を「消費・浪費・投資」に分類できます。
◆《スッキリ家計簿》で管理するお金のすべての残高が、一目で見渡せます。
◆予算を設定すると、あといくら使えるかわかります。
◆貯蓄の目標設定をすると、達成率を表示します。
◆使い方ガイド(PDFファイル)がついています。
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