夏越の大祓において
六月晦大祓をあげられていましたが
祓戸の四柱の解説は
この大祓詞で出ていたのですね。
情報を補足しながら
メモに残したいと思います✏️
大きな神社では
祓戸神社が設けられていたりもしますが
ないところでも
私は祓戸神社でお参りする心持ちで
手水をするようにしています。
夏越の大祓をされていた神社では
毎朝、大祓詞をあげられていると
宮司さんがお話しされていましたので
神社にお参りするときだけではなく
日頃からした方がよいのかもですね😅
戻しまして祓戸の四柱の説明を。
当てられている漢字は
多少違ったりですが
役割に代わりはありません。
日常の生活のなかで付着した
自らの心身の穢れ、
災厄の原因となる諸々の罪・過ちは
定期的に祓い清める必要があります。
地上の神と天上の神に願い集められ
祓い清められた罪穢れは
浄化を担当する神々(祓戸四柱)に渡され
浄化プロセスとでもいいましょうか
が行われます。
それは川から海に流れ、海から海の底へ
地球を循環する水のように流れます。
海水が塩分あるのは
河川に溶かされた泥や岩石と
海底の火山から噴出されるイオンだと
考えられていますが
浄化された結晶が塩ならば
それが別の浄化に使えるというのも
理解できます。
■ 祓戸四柱 ■
(せおりつひめ)
高い山、低い山から
谷間を勢い流れ落ちる早の瀬にいらっしゃる
速織津比売神。
もろもろの禍事、罪、穢れを
川から海へ流すお役目。
速開都比売神
(はやあきつひめ)
押し寄せる荒潮がぶつかりあって
渦を巻いているところにいらっしゃる
速開都比売神。
河口や海の底で待ち構て
大きな口を開けてがぶがぶと
もろもろの禍事、罪、穢れを
飲み込むお役目。
沸き上がるイメージは鳴門の渦潮でした。
気吹戸主神
(いぶきどぬし)
息を吹き出すところにいらっしゃって
「気を吹き込む」気吹戸主神。
その前を担当する速開都比売神が
罪穢れが海底深く飲み込んだのを確認して
根の国・底の国に息吹を放つお役目。
速佐須良比売神
(はやさすらひめ)
根の国・底の国にいらっしゃる
速佐須良比売神。
持ち込まれたもろもろの禍事・罪・穢れを
何処とも知れず運び去って
跡形もなくさらって消し去るお役目。
「はや[さすら]ひめ」の名の如く
行くあてもなく、さすらって消滅する。
名前のなかに
どれもヒントが隠されています。
神社本庁の定義で大祓は
日本人の伝統的な考え方に基づくもので
常に清らかな気持ちで
日々の生活にいそしむよう
自らの心身の穢れや
災厄の原因となる諸々の罪・過ちを
祓い清めることを目的としています。
イメージングはとても大事です。
自分なりのイメージで
浄化のプロセスを明確に感じ
実践することはとても肝要かと思います。