同期の皆様、コロナ、豪雨と災難続きですが、いかがお過ごしでしょうか?

過日、「9期生会活動報告」を受領し、即座に次のとおり返信しました。

① 「活動報告」の郵送は経費と労力の無駄だから、メールで済ませろ

② 9期生会の組織的な維持は2023年を最後とするとは何事だ!組織的な活動といっても、ろくな活動をしていないのだから、役員がくたばるまで続けろ(もっとも、ろくな活動をしていないのだから、あってもなくても同じだという見方もできるが)

③ 傘寿祝い品贈呈とは、何事だ!既に終活で防大・現役時代の記念品も始末している今日この頃だ。今更祝い品などいらん。何処かに寄贈しろ!

これに対し、「相変わらず口は達者だが、申し出ではすべて却下する」と言われ、悔し紛れに「たまに来る同期会からの連絡が訃報というのは悲しすぎる。同期会MLを活性化しろ」と言った手前、一筆啓上します。

 脊椎管狭窄症からの回復

 今年2月26日、かねてからの座骨神経痛に堪らず、内視鏡下手術を受けることにしました。ところが、その1週間ほど前から突然痛みがなくなったのです。それから現在に至るまでの5ヶ月間、若干の痺れはあるものの、痛みが全くない状態が続いています。

 以下は、私の脊椎管狭窄症の顛末です。

 2年ほど前から左臀部から左下肢外側、左足薬指にかけて痺れ、時として嫌な感じの痛みがありました。運動障害を伴うほどではなかったので、そのまま過ごしていましたが、昨年末から臀部と下肢上部の痛みが増し、時としてテニスの途中に動けなくなるほどの痛みに襲われました。テニス仲間の整形外科医の勧めで九州大学別府病院の脊椎専門整形外科を受診しました。

 脊椎管狭窄症の特徴的な症状である間欠性跛行などの症状がなかったので、狭窄症とは思っていなかったのですが、MRI検査の結果、脊椎管狭窄症と診断されました。

 そこでまず神経性疼痛の代表薬リリカが処方されました。ところが処方量を増やしても一向に薬効がありません。

次に受けたのはブロック注射です。午後3時ごろに注射を受けました。一瞬腰から下肢の先端まで電気が走りました。終わって「立ってください」と言われ、立ち上がったのですが、驚くべきかそれまでの痺れ・痛みが全くなくなっていました。喜び勇んで家に帰り着いた途端、その間約1時間、何とまたいつもの痺れ・痛みが出てきたのです。

ブロック注射はその後もう一度受けましたが、その時は注射の効果は全くありませんでした。

その後、色々な薬を試しましたがほとんど効果がなく、最後にロキソニンにたどり着きました。ご承知のとおりロキソニンは市販薬にもなっている消炎鎮痛剤ですが、これが私には特効薬でした。痛みが起こりそうなときや痛いときに飲むと嘘のように痛みが収まりました。

 しかしながら、ロキソニンは胃腸障害を起こす副作用があるため、長期間の服用はのぞましくないとのことで、悩みながらも、やるならあまり歳をとらないうちに(既に十分歳をとってはいるが)手術を受ける決心をしました。手術は術後の回復が早いと言われている内視鏡下の施術を希望しました。

 そうして手術1週間前になるのですが、前述のとおり痛みがなくなり、妻も同席を求められた手術前面談は、手術をお断りする席となりました。

 これまでに得た脊椎管狭窄症に関し、医師から得た知見は次のとおりです。

◇どちらか片方の脚に痺れ痛みが生じている場合には、(私のように)自然治癒することもある。

◇自然治癒しても再発の可能性は十分にある。

◇両方の脚に症状がある場合には、手術しないと治らない。

◇手術して症状が緩和しても、再発する可能性もある。

◇ブロック注射は効く人もいれば効かない人もいる。効く人の中にはそのまま治癒してしまう人もいる。

◇痺れ痛みを緩和する薬の効果は人によって異なる。色々試すしかない。

 なにやら、当たるも八卦当たらぬも八卦のようですが、痺れ・痛みでQOLを損ねているのなら、あまり歳をとらないうちに手術するのが正解ではないでしょうか。

なお、私に九州大学病院を紹介してくれたテニス仲間の整形外科医(ほぼ私と同年代で同じく脊椎管狭窄症)は、内視鏡は怖いと言って通常の手術を同病院で受け、今では元気にテニスをやっています。

同病の方の参考になれば幸いです。