■KindleファイアーHDとKindleペーパーホワイトどちらが電子書籍に合う?
年末に近づくと、毎年、池波正太郎の時代小説が読みたくなります。
毎年、なんかしら読む。
もう何度も読んでいるのに、
『鬼平犯科帳』
『仕掛人 藤枝梅安』
『剣客商売』
『真田太平記』
などなど・・・
炬燵や布団の中で、読んでいるとしあわせな気持ちになります。
大晦日に池波正太郎をいると、「ああ、今年もなんとか一年終わった・・・」としみじみ思う。
そのために、クリスマスが終わったら、なんだか池波正太郎が読みたくなる。
でも、今年はちょっと様子がちがった。
KindleファイアーとKindleペーパーホワイトを買ったので、電子書籍で買ってしまった。
『鬼平犯科帳』の第一巻と、『仕掛人 藤枝梅安』の第一巻の『殺しの四人』。
電子書籍は慣れないとちょっと違和感がありますが、慣れてくるとけっこう使えます。
テキストの小説だと、ほぼ普通に読める。
iPhoneだとちょっと小さいので読みにくい。
若い人だといいかもしれませんが、最近目が弱くなっているボクはちょっと疲れます。
フォントを大きくして読むこともできますが、そうするとページ繰りが頻繁になってしまう。
その点、Kindleは大きいですから見やすいです。
Kindleファイアーは7インチのタブレット。
webも見れるし、メールもできる。
FacebookもTwitterもでき、カメラもついている。
難はちょっと重い。
持ち運びにはいいですけど、寝ながら読むときに、ちょっと重い。
Kindleペーパーホワイトは、液晶をつかっていない、Eインクの電子書籍専用デバイス。
6インチの画面。
カラーではなく白黒です。
暗闇で読んでいても目が疲れないように思う。
そして軽い。
約200グラム。
Kindleファイアーより100グラムくらい軽い。
寝る時に読むのは最適です。
本、それもカラーではない本を読むだけだったら、Kindleペーパーホワイトが読みやすいです。
でも、電子書籍の一番の弱点は、本を俯瞰して捉えられないこと。
今自分が本のどれくらいを読んでいるのかが、直観的にわかりにくい。
スケールが出ていて、だいたい何パーセントのところかはわかるんですけど、デジタル的にではなく、感情的にわかりにくい。
小説だったら、今読んでいるところが、中盤なのか、それとも終盤なのか。
それって、とっても大切なことですよね。
紙の本はそれが物理的にわかる。
でも、読みたいときにすぐに買えて、すぐに読める。
ストックも大量にできる。
それは便利ですよね。
今年の年末年始、いつも大量の本を持って、温泉に行きますが、今回は少しですむかもしれません。
年末は『仕掛人 藤枝梅安』シリーズを読もうと決めました。