NPD(自己愛性パーソナリティ障害)について、ちょっと語りたいと思います。

NPDは、Narcissistic personality disorderの略です。
自己愛性パーソナリティ障害と言います。

自己愛性パーソナリティ障害(Narcissistic personality disorder:NPD)とは、考え方や感情に偏りがあり生きづらさに難しさを感じてしまう「パーソナリティ障害」のことです。
このNPDというのは、
「自分は賞賛されるべき人物だ」というような過大な自己評価や特権意識を持っています。

巷でよく聞く、モラハラ夫、モラハラ妻、モラハラ彼氏、モラハラ彼女です。
私はこのNPDは、非常に多いように思えます。

NPD(Narcissistic personality disorder)=自己愛性パーソナリティ障害
以下、略して
NPD(自己愛モラ)と、表記させていただきます。

NPDは、ゼロか、100しかありません。
普通の人(心が健全な人)は、自分の長所も短所も受け入れます。
ダメな自分も、自分と考えます。

ところが、NPDの人は、ゼロか100しかないので、
ゼロは、受け入れられないので、自分はパーフェクトで、周りから称賛されるべき素晴らしい人間だと、思い込んでいます。

本当は、NPDの人は①コンプレックスと劣等感がものすごく強いんです。

ですが、現実の自分を見ようとしません。
ダメな自分を受け入れられないので、NPDは、どうするかと言えば、
どうすると思いますか?

スケープゴートを探すのです。

いじめのターゲット(サンドバック)になってくれる人を探すのです。


NPDは、劣等感とコンプレックスが強いですが、それと同時に、
加害欲。攻撃欲。支配欲がものすごく強いのです。
誰かを攻撃してやりたくて、いじめてやりたくて、殴りたくて仕方がなくウズウズしてるのです。

この二つの要求を満たすのに、必要なのが、スケープゴート=サンドバック(獲物)の
存在なのです。


NPDは、
①努力が嫌い。
➁劣等感とコンプレックスは強い。
➂だが、自分は称賛されるべき特別な存在だというような課題評価や特権意識が強い。
④そして、加害欲、攻撃欲、支配欲が強い。(誰かをいじめてやりたくてうずうずしている)





だって、そうでしょ。

誰か、悪役になってくれる人がいれば、正義の立ち位置から、
その悪役を攻撃できて、
自分の攻撃欲、加害欲も満たせるし、
被害者ポジション取れて、みんなから、良く思われるし、同情してもらえるし、
チヤホヤしてもらえる。

こんなおいしい話はないもんね。

誰かを攻撃したり、馬鹿にしたり、見下したりすれば、
簡単に自分が上に行けるもんね。(実際は錯覚しただけ)

だから、みんなやるんだよ。
血眼になって、スケープゴートを探すんだよ。

退屈な自分の人生に刺激が欲しいから。
誰かを攻撃している間は、自分と向き合わなくていいから。
誰か、悪役を決めて、自分が被害者や正義の立ち位置になれば、
自分の方が上に行くから。
努力せずに、簡単に上に行けるから。

みんなやるんだよ。




モラハラ加害者は、人生のうまくいかない事に向き合えず、
ターゲットに押し付けてる事が多い。

>自分がこうなったのは、あいつのせい。

むしゃくしゃしたら、自分がその被害者だと思い込んでしまえば、
都合がいいし、問題と向き合わずに済むから。


怒ったから人を殴ったのではなく、人を殴りたかったから、
怒る。(怒ったことにする)
それがモラハラ。