読書感想文の書き方 | 学校へ行こう~大手進学塾講師が語る中学受験最前線!

読書感想文の書き方

こんにちは!


お盆休みも終わり、そろそろ夏休みも後半戦に突入しますね。

私も、今日から後期の授業が始まっています。


読書感想 毎年、この時期になると、必ず生徒たちから泣きつかれるのが

「読書感想文の宿題」です。


現状、まだまだ中学受験に対する小学校側の理解は、得にくいものがありますので、しっかり夏休みの宿題もやっておかなければなりません。


そこで、スポットの授業(補習扱い)として、「読書感想文講座」を行うのです。


夏休み前半で1回、後半で1回の、計2回がベストな指導だと思っています。


今でこそ、「読書感想文の書き方」というタイトルの本が、書店にも並ぶようになりましたが。

自分の小学生時代を振り返っても、子どもたちの頃を思い出してみても、「読書感想文」の具体的な書き方については、教わらなかったような気がするのです。


「課題図書の中から好きな本を選んで、その感想を400字詰め原稿用紙で2枚書いてくること」


・・・という宿題の出され方をしませんでしたか?


具体的な書き方を教えてもらわないから、2枚まるごとあらすじという暴挙(?)に出る生徒もいたりして・・・(;´▽`A``


そこで、私は下記のような書き方を勧めています。


禁止鉄の掟 → 『あらすじは絶対に書かないこと!』


注意原稿用紙2枚の配分 → 4つに分けます。

(4百字詰め2枚なら、各2百文字ずつ)


1.なぜ、この本を選んだのか?
→ 親や兄弟に薦められたのか?
  タイトルが面白そうだったのか?
  友達に借りたのか?
※ とにかく、具体的に書くように指導します。


2.どこが一番印象に残ったのか?
→ ここは、引用でもOK!
  でも、絞り込ませます。
※ 「なぜこの部分が印象に残ったのか?」を考えさせます。


3.2.は自分だったらどうする(どう思う)か?
→ 自分にも、同じようなことが起こったことがあるのか?
  身近に、そのようなことがあったのか?
  どのような結末になったのか?
※ 「自分の身に置き換える」、これは受験の記述問題でも、

  よく出題されます。


4.これから自分はどうするのか?
→ ここが、一番重要ビックリマーク
  「読書感想文」とは、読むだけではなくて、「どうすべき

  か」考えた結果として書き残すものだ!と力説します。

※ 最近の教育論として、『自学自習』が頻繁に唱えられていま

  すが、究極の目的は学んだことを生かす方法を会得すること

  ですね。


ほとんどのお子さんは、具体的にどう書けばいいのかわからなかっただけで、ひと通り上記のことを説明すれば、サクサク書いて提出してくれます。


今までに、最高に効果があった子は、読書感想文コンクールで入賞しました。
すごく、内向的でおとなしい女の子だったのですが。。。


それ以来、いろいろな本の読後感を手紙にしてくれます。

学校生活でも、友人関係の悩みをお母様に相談されていましたが、自信を持って対処できるようになったとのこと。これは、嬉しかったヾ(@^▽^@)ノ


一方、まったく本を読まなかった男の子は。

私が薦めた本(重松清氏の著作:ここ数年、毎年、どこかの学校の入試で出題されています)を読み漁り、お父様にも読めと薦めたらしいのです。


それ以来、親子で「読書日記」を交換して、親子の断絶がなくなったとのこと。
「でも、書籍代が嵩んで・・・」と、お母様から愚痴られました( ´艸`)


学生時代だけではなく、社会に出てからも、読書の習慣は常に成長のきっかけになると思います。


「本は、生涯の友人」でありたいですね本



いかがでしたか?

ご参考になりましたでしょうか?

ではでは。


次回予告! 「2009年度入試の注目校トピックス」



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