11/17(木)
4日目は世界文化遺産の「アユタヤ」へ向かうことに。
アユタヤは周囲を川に囲まれた中州になっていて、東西約4km、南北約3kmの範囲に歴史的に貴重な数多くの遺跡が眠っている。
この旅の大きな目的でもある。
昨日早めに就寝したこともあり、体調はすこぶる良好であった。
アユタヤへの交通手段は鉄道、長距離バス、ロットゥーがある。
せっかくなので鉄道を使うことにした。
鉄道で行く場合は、BTSファラムポーン駅から国鉄クルンテープ駅へ乗り換え、アユタヤ駅へと辿り着く。
急行、各停のそれぞれにエアコン付きの等級があるが、
ちょうど良い時間に当たらなかったため、往復どちらもエアコンなしだった…
しかも往路は各停であったためクルンテープ駅からアユタヤへは2時間ほどかかった。
クルンテープ駅8:40発の急行を狙ってきたが、タッチの差で間に合わず。。
次の各停9:35発まで駅で待つことに。
駅構内には売店があり、朝ごはんを調達。
パンとコーヒー。んー、、タイ感に欠けるが食べたい気分だったので(笑)
↑バンコク(クルンテープ駅)〜アユタヤ駅へのチケット。15B。3等エアコンなし。
↑クルンテープ駅構内の様子。ベンチがたくさんありエアコン使用されていなかったが、直射日光は当たらず風が通りやすい構造で、近代的なアーチ型の梁構造となっていた。ベンチもたくさんあり次の列車を待つのに非常に快適であった。
バンコクを離れるにつれ、田園風景が広がっていく。
例によって次の停車駅名のアナウンス等はない。
各々判断し停車駅の近くまで来たら降車していくスタイルだ。
しかし、先日のメークローン市場へ向かう国鉄に比べたら
やはり外国人観光客が多い。
これはアユタヤの場所はわからなくてもわざわざ現地の人に聞かなくても辿り着けそうだ。
乗り心地もそこそこ良い。
この路線はバンコクから北はチェンマイまで続いている。
タイの中でもメイン路線だけあって線路の管理はしっかり行っているようだ。
メークローンまでの路線の線路状態があまりにも悪かったため、乗っていてより良く感じた。
アユタヤへ近づくにつれて緑や田んぼが多くなってきた。
しかも駅数が多いためどこが目指すアユタヤ駅なのかわからない…
予想通りアユタヤ駅に到着すると多くの外国人観光客が降りる準備をし始めた。
みんな同じように周りの様子を伺いながら探っていた感じだったので、誰かが間違えば全員違う駅で降りていた可能性もあったのかな(笑)
到着予定時刻から20分ほど遅れ、11時50分くらいにアユタヤ駅に到着。
↑アユタヤ駅の外観。思ったより小さい駅だ。
駅に着き、アユタヤの中心部の方角へ歩き出すとすぐに川がある。
前述のように川に囲まれた地形であるためだ。
川を渡るには20Bで渡し舟に乗る。
↑渡し舟で対岸へ。
ものの3分もかからずに辿り着ける。
対岸に辿り着くと、観光客目当てのタクシーやトゥクトゥクが多くいた。
とりあえずその雑踏から抜け出し、ガイドブックに載っていた通り
アユタヤ内の移動に最適なレンタルサイクルの店を探した。
見つけたサイクリング店でこの旅唯一のぼったくりに遭うこととなった…
いま思うと良い思い出である。
その店に辿り着くまでにも多くのレンタルサイクル、レンタルバイク屋があったが、ほとんどのレンタルサイクルが高くても1日レンタル1台80Bほどだった。
その店も最初60Bくらいの提示だったが、
「象に乗りたい?」と聞かれ、せっかくタイに来たので乗ってみたいと思っていたのでOKすることに。
地図をもらい「エレファントキャンプ」という場所に丸を書いてくれ、
「ここでチケットを渡して」と言われた。
とうやら象乗りのチケットを併せて買うと、レンタルサイクルは無料となるらしい。
そして料金は400B。
最初、高くねーか?!と思ったが
前日の王宮への入場チケットが500Bだったため金銭感覚がなんとなく狂っていた。。
ということで400B=約1,200円を支払い、チケット代わりの領収書をもらった。
なんで領収書なのだろう?とも思ったが、このからくりは後々判明することに。
自転車に乗り、まずは中心部に位置する「ワットマハータット」周辺へと向かった。
↑レンタルサイクルに乗ってアユタヤ地域をサイクリング。風が非常に気持ちかった。
アユタヤの交通状況は、想像していたよりも道路が広く車がたくさん走っていた。
イメージではもっと田舎道のようなところだったが、今回サイクリングした道路はほとんどが舗装されていた。
20分ほど走ると「ワットラーチャブーラナ」へ到着した。
アユタヤの各名所には、レンタルサイクル用の駐輪スペースが設けられており、自転車の盗難には心配は要らなかった。
↑ワットラーチャブーラナの様子。
↑現在は廃墟になっている。
続いてワットラーチャブーラナの隣にある「ワットマハータット」へ。
↑傾いた塔が当時の破壊・侵略を物語っている。
斜塔の前で多くの観光客が記念撮影をしていた。
ピサの斜塔もそうだが、人間は完璧な構造物よりも
他とは違う、未完成や未熟さを求めているのかもしれない。。ってただ珍しいからかもしれないけど(笑)
ここには首が無かったり、破壊された仏像が多く並んでいる。
↑首の無い仏像。
かつて44mほどの仏塔があったといわれているがビルマ軍の侵略により破壊された。
↑樹木に埋まった仏頭。
樹木から顔を出している仏頭。
いまは亡きかつての栄華を誇っていたアユタヤのイメージの象徴にもなっている。現在でも大切に祀られていた。
ここでちょうど日本から来たという男女3人組が居たのでお互いに記念撮影をした。
オーストラリアのワーホリで出会ったらしい。
後に親友となる人物に人生どこで出会うかわからないもんだ。
ワットマハータットを出たところにアイス屋があったので
すでに暑くて汗だくだったためココナッツアイスを買って食べた。小休止。
タイ4日目その2へつづく。