2日目。
朝4時に宿の非常ベルによって強制的に起こされた…
他の宿泊客も心配そうに部屋から出てきて様子を見ていたけど、特に火事でも事故でもなく、
何事もなかったようで・・・良かった、一安心。
それからまたすこし寝て、、起床は7時ちょっと前。
時間を無駄にしないために早寝早起き。
7時半には宿を出て行動開始。
今日の予定は
台北→烏來→瑞芳→菁桐→十份→九份
1日目行く予定だったにも関わらず、バスのせい(自分の勉強不足)で行けなかった九份には絶っっ対行く!と決めてた。
宿の最寄りの西門町からMRTで最初の目的地である烏來へ向かう。

台湾ではエスカレーターや階段など、日本と逆で右側に立って、急ぐ人は左側を歩くんです。
むしろ日本でもそうだけど、急ぐ人は階段を走れって話だけどね。
たまにエスカレーター急ぎ足で登っていく人と当たって舌打ちされることもあるし、どっちがマナー悪いんだって。台湾では舌打ちなんかされません。日本人は時間に追われてイライラしすぎなんだっつーの。
その割に仕事では時間外連発。もっと計画的に効率よく仕事しようよ。
よく海外の人が言うには、「日本人は働きすぎだけど、勤務時間と仕事の成果がマッチしない」と。その通りだと思う。もっといい意味でのんびりしたほうが、仕事のアイデアも浮かぶし余裕をもって業務をこなすほうが絶対良い。
また脱線しました…
いよいよMRTへ。

ホームドアがしっかり完備されてる。
日本でもまだまだ普及していない地域がある中で、さすが台北中心周辺は設備管理が行き届いてるね。
かくゆう私の勤務する鉄道会社でも数ある駅の中で、ホームドア設置は一駅のみ…お客様に安全にためにも全駅設置を目指すべきだけど、現実問題として費用の問題、基礎部工事の問題、いろいろと難しいんだよなあ。

こちらは「博愛座」。
日本でいう「優先席」のこと。
素晴らしいのは台湾ではよほど混んでいるときでないと、この席を必要としない人は座りもしないこと。
そして若者がお年寄りに進んで席を譲ること。当たり前のことだけどなかなかできないことだね。
日本では、お年寄りが近くに立っていてもしらんぷり、スマホいじる、寝たフリ、ほんと終わってる…
なんか日本批判ばっかだな(笑)
日本は素晴らしいところが世界でも有数あるのに、ただひとつ「コミュニケーション力」だけが乏しすぎる。
そのせいでだいぶ損してると思う。
「席譲ります」「座ってください」「大丈夫ですか?」たったその一言さえ言えればいいのに。
西門町から終点の「新店」到着。
駅前のバス停から30分くらいひたすら山道を登る。
前日のアトラクションレベルのバス運転手を思い出す。
しかししかし、今日のバス運転手は素晴らしい運転でした。(てか普通だけど)
烏來は山間部の小さな村。タイヤル族という先住民族が住んでいて、彼らを見ることと自然豊かな大きな滝を見ることが目的だった。
タイヤル族が住む地域に行くには道路のない山道をさらにトロッコで登らなくてはならない。


トロッコの入り口。
写真右側の娘を担いでいるのがタイヤル族の像。

さていざトロッコ乗車!
そのとき予期せぬ出来事が。
入り口に「立ち入り禁止」のテープが…
なんとっっっ!!


実は2015年に発生した大規模な地滑りのためトロッコ運行はずっと中止しているとのこと。
ということでタイヤル族と滝をみることはできなかった。。
今回の旅、なんだか「持っている」なあと感じ始めた、、今後大丈夫だろうか。
でも、雨來自体はとても自然豊かで素晴らしいところでした。
また次回台北を訪れる際には絶対リベンジする。
烏來を後にし、MRTでいったん台北へ戻り、台鉄で瑞芳へ。
昼飯。

日本語表記が全くないローカル店で、テキトーに頼んだ一品。
肉そぼろご飯、的な。
結構美味しかった。これで100円くらいだったかな。
食後には別なお店でタピオカジュースでも飲もうかと思って注文したのが、これ。


タピオカではなく、結局何が入ってるか分からなかったけど、ほんのり甘くて美味しかったアイス。
Mサイズにしたのにかなり大きかった。30℃近くあったからペロリとイケちゃったけど。
ごちそうさまでした。
腹ごしらえもしたし、瑞芳から平渓線乗ろうかと思ったけど、目指すは平渓線の一駅目。さらに平渓線は一時間に一本。
乗車時間も5分くらいとあって、歩いても行けんじゃね?と思ってしまったのが運の尽き…
結局往復1時間近く歩き回ってたどり着かず、瑞芳駅へと戻ってまいりました。
そして予定の1本後で乗車。
今回の旅の最大の目的である九份を見れないというのは絶対に避けなければいけない中で、
泣く泣く菁桐は諦めることに。
菁桐は猫の町とも呼ばれるくらいの猫スポット。猫好きとしてはぜひ訪れたかったのに、残念。
やっぱりある程度日数がないと、予定を詰め込みまくってもきついと実感した。
ローカルな平渓線に揺られること30分、ようやく十份に到着。

平渓線は日本でいうと江ノ電。
今年の3月末まで実際に江ノ電と平渓線は友好条約を結んでいて、一方の1日乗車券を持っていると一方の1日乗車券がもらえるという内容だった。
鉄道マンには大興奮のローカル鉄道でした。
十份は駅前が屋台の大通りになっていて活気がすごい。
1時間に1本なので線路に入って記念撮影する観光客もちらほら。
鉄道会社の人は絶対やらない!(はず)
あとは願い事を書いた灯篭を空高く飛ばす「灯篭飛ばし」が有名なのも、ここ十份とお隣の駅「平渓」。
そして十份訪問の最大の目的である「十份大瀑布」へ。
瀑布とは日本語で「滝」のこと。


まさに絶景。。
壮大な滝と、それを囲む森の佇まいが何とも表せない感動を生んでいた。
それにしてもここまでの道のりは片道20分程度だけど、山道ハイキングレベル。汗だくになりながら重いバックパックを背負って辿り着いた。
苦労した分すごく感動…
それにしても観光客の数がすごい。
そしていよいよ九份へ!
瑞芳駅へ戻り、そこからバスで30分程度。
九份はほぼ山頂にあるので山道をひたすら登る登る。

途中の登り道の景色。
すこし曇ってたけど壮大な景色でした。
晴れて遠くまで見渡せたらすごく綺麗なんだろうなあ。
メインである九份の中心街へ。
ここは江ノ島にそっくり。
店の感じ、地形、道幅もまさに江島神社の表参道にそっくり。
いよいよ日が暮れていい感じに。

そしてそして「千と千尋の神隠し」で有名なお茶屋さんも灯り始め、絶景スポットへ。

これだよね。。
これを見るために昨日も今日もいろんなトラブルを乗り越えられた。
心が震えた。
自然に潤んでします。
それが絶景、自然の持つ力。
本当に綺麗だった。
人が多くなければもっと最高だったけど、そこはみんな同じ気持ちなので我慢。
はじめての九份、最高でした。
九份から台北へ戻るのがすごく苦労したけど、
あの絶景を見た後だと、どんなことでも当たって来いの無双状態だったので楽勝だった。
ようやく宿がある西門町へと戻って来れた。
最後の夜の夜飯は、テキトーに頼んだ3品。
クッパのようなご飯が入ったスープ
目玉焼き
春雨
占めて105元=420円なり~。相変わらず安い…

ほんとは体力が残ってれば、士林夜市へ行く予定だったけど
ものすんごい疲れていたので断念…
台湾ビール飲んで、2日目は早めに就寝。
今日は非常ベルが鳴りませんように。
明日はいよいよ帰国かー
最終日へつづく。