テンバガー候補
【10倍株5選】
2026年10月9日 選定/株価は10月9日(金)終値

毎週のポジショントレード枠とは別に、「10倍株候補」の別スクリーニングから5社を選びました。狙いが違うので、ふだんの足切り(売買代金3億円以上・値動きの荒さ60%以下など)はあえて外しています。大きく上がった銘柄の「上がる前の姿」は、値動きが荒く、売買も細く、半年の高値から少し下にいることが多いためです。100株ずつで投資額の合計は1,073,200円、損切りラインまで下がった場合の想定損失は214,700円です。

# コード 銘柄 業種 株価 損切り
−20%
手仕舞い 12ヶ月の目安
+30%
1 341A トヨコー 建設業 2,013 1,610 高値−25% 2,617
2 5885 ジーデップ・アドバンス 卸売業 3,070 2,456 高値−25% 3,991
3 6036 KeePer技研 サービス業 3,725 2,980 高値−25% 4,843
4 2130 メンバーズ サービス業 698 558 高値−25% 907
5 2938 オカムラ食品工業 食料品 1,226 981 高値−25% 1,594

出口は前回と同じです。損切りは買値から−20%、利益確定は置かず、高値から−25%下がったら手仕舞い(週1回だけ逆指値を引き上げます)。12か月たっても+30%に届かなければ、そこで手仕舞います。

選んだ理由
① 341A トヨコー(建設業・グロース)

工場や倉庫の屋根に樹脂を吹き付けて長持ちさせる工法と、レーザーで錆を落とす装置の会社です。JR東日本の車両基地でも使われています。今期の会社計画は売上+27.7%・経常+24.9%。10月5日に東証の貸借銘柄に選ばれました。株価は半年の高値2,449円から18%下で、大きく上がった銘柄の「上がる前の姿」(半年高値から平均16%下)とほぼ重なる位置です。
気をつける点:PER42倍・PBR8.8倍と5社でいちばん高い値段がついています。市場に出回る株が極端に少なく、売買も1日1億円ほど。まとまった売りが出ると値が飛びます。

② 5885 ジーデップ・アドバンス(卸売業・スタンダード)

AIの学習・推論に使うGPUサーバーを販売する、米NVIDIAのエリートパートナーです。8月にシリコンスタジオとフィジカルAI分野で協業を始めました。今期の会社計画は売上+27.2%・経常+8.4%、ROE24.6%。株価は半年の高値3,630円から15%下の位置です。
気をつける点:10月14日に第1四半期の決算があります(3営業日後)。決算をまたぐと上下どちらにも大きく飛ぶので、決算を通過してから入るのが前提の銘柄です。

③ 6036 KeePer技研(サービス業・プライム)

車のボディーコーティング剤と、専門店「KeePer LABO」の会社です。9月の全社売上は+12.6%と月次の伸びが続き、10月も新店を出しています。今期の会社計画は売上+13.2%・経常+30.0%。ROE46%と稼ぐ力は5社で最も高く、株価は半年の高値をほぼ更新中。5社のなかで唯一、上昇トレンドの真ん中にいる銘柄です。
気をつける点:時価総額1,000億円超と5社で最も大きく、「小さいうちに拾う」この枠の狙いからは外れます。今期の純利益は前の期の特別利益の反動で−37%の計画です。

④ 2130 メンバーズ(サービス業・プライム)

企業のデジタルマーケティングやDXを支援し、デジタル人材を常駐で送り込む会社です。9月30日に今期の利益予想を大きく下げてストップ安になり、株価は半年の高値1,231円から43%下まで売られました。PBR1.5倍、配当利回り5.0%(会社予想35円)と、下値の支えは5社でいちばん厚い銘柄です。
気をつける点:今期の会社計画は売上+2.4%に対し経常利益−87.8%。利益がほぼ消える見通しで、回復の道筋が見えるまでは割安とは言えません。10月30日に中間決算があります。

⑤ 2938 オカムラ食品工業(食料品・スタンダード)

サーモンの養殖と水産品の加工・販売の会社です。デンマーク・ノルウェー・青森で養殖し、10月9日には秋田県の中間養殖場が稼働を始めました。前の期は売上+21%・経常+44%と大きく伸び、今期も売上+13.1%の計画。株価は半年の高値から27%下の調整局面で、信用の売り残が厚く需給は軽い状態です。
気をつける点:今期の経常利益は養殖場の立ち上げ費用で−5.4%の減益計画です。売買は1日0.7億円と5社で最も薄く、値動きもおとなしい(20日の荒さ22%)ので、「大化けする前の荒さ」はまだ持っていません。

今回いちばん迷ったところ

スコア2位のHYUGA PRIMARY CARE(在宅向けの薬局)を外しました。9月25日に経営陣による買収(MBO)を発表していて、株は1株2,110円で買い取られます。いまの株価は2,105円なので、ここから上がる余地がほとんどありません。今回から「買収の発表が出ている銘柄は選ばない」を自分のルールに加えました。

スコア3位のフィットイージーと8位のMTGは、前に手放した値段より株価が上にあるので見送り(手放した値段より上では買い直さない)。7位のエランは、持っている建玉がサービス業で上限の8件に達したため見送り。9位のHUMAN MADEは前回から持ち続けているので重ねて選んでいません。

今回の5社は、上げている最中の銘柄(③)と、半年高値から下にいる銘柄(①②④⑤)が混ざりました。②は決算の3営業日前、④は利益予想を大きく下げた直後、⑤は今期が小幅の減益計画です。スコアは値動きや需給を見ていて、決算の中身や日程までは見ていません。そこは承知のうえで、ルールどおり上から順に採っています。

(おまけ)検証の記録を本とnoteにまとめています
このシステムのスコアを1項目ずつ実データで測り直した記録です。ROEが逆効果だった話、勢いが行き過ぎると逆になる話など。個別の銘柄名は出てきません。
・Kindle『信じていた指標の半分は、効いていなかった』500円/Kindle Unlimitedなら追加料金なし
https://www.amazon.co.jp/dp/B0HJ2NV5FC
・note(無料部分だけでも読めます)
https://note.com/ewpcnjoo/n/n2e80515b9be2
免責事項
本記事は筆者が自分の投資判断のために整理した材料を公開しているもので、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。記載の数値は2026年10月9日終値時点のもので、正確性を保証するものではありません。とくにこの「テンバガー候補」枠は大きな値上がりを狙うぶん値動きの荒い銘柄を含んでおり、通常より損失が大きくなる可能性があります。投資は元本を割り込む可能性があります。最終的な投資判断はご自身の責任でお願いいたします。