水曜日 第11話:グッズレビュー『記録をVRで伝承』 | イーウィングのブログ

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第11話水曜日グッズレビュー

 『記録をVRで伝承』

 
今回は、貴重な記録の伝承方法として、新しい技術を使うのも良い
と考え『記録をVRで伝承』というテーマを取り上げてみました。
 
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□なぜこのテーマか

僕が生まれ育ったのは、広島県尾道市で広島県人です。プロ野球
の「広島カープ」のファンが70%を超える位、県民意識、絆の
すごく強い県で小・中・高校時代を過ごしました。
 
僕の生まれは、終戦の翌年ですが、近所にも多くの原爆被災者を
見かけました。小学校の先生の中にも何人かの被爆者の先生がいて、
時折「原爆の怖さ、むごさ」を聞かせてくれました。
 
小学6年生の修学旅行も広島の原爆資料館と原爆病院だったという
記憶があり、被爆直後の生々しい写真を沢山見て、ただただ
「怖かった」というのを覚えています。
 
また、高校生のころ、あるサークルに加入していたため、月に1度
は広島市に行っていたのですが、その度に、平和記念公園、広島城
原爆ドーム、原爆資料館などを訪れていたのを思い出します。
 
なので、原爆についての記録が頭に焼き付いていて、8月6日の原爆
の日が訪れると、8時15分の黙祷のとき平和を祈念するとともに
いつも「この記録は後世に伝えなければならない」と思います。
 
今回のレビューで広島の原爆を取り上げ、伝承というテーマで考え
たいと思っています。
 
 
■日経新聞記事の概要
2018/8/6付の日本経済新聞 朝刊社会面に以下の記事が掲載され
ました。
 
---原爆の惨禍 VRで伝承---
気になった点を抜粋してレビューします。
 
 
□広島、きょう「原爆の日」
広島は6日、原爆投下から73年の「原爆の日」を迎えます。
平和記念公園では午前8時から「原爆死没者慰霊式・平和祈念式」
(平和記念式典)が営まれます。
 
広島市の松井市長は平和宣言で、核保有国に核拡散防止条約(NPT)
が義務付ける核軍縮の誠実な履行を要求した上で、国際社会に
核兵器禁止条約を核廃絶への「一里塚」にするよう求めます。
 
歴史を忘れた時に人類は再び重大な過ちを犯すとして、
「ヒロシマを継続して語り伝えなければ」と主張します。
 
式典ではこの1年間に亡くなったり、死亡が確認されたりした人
の名前が書かれた原爆死没者名簿を原爆慰霊碑の石室に納めます。
これで記帳された被爆死没者の総数は計31万4118人となりました。
 
原爆ドーム前ではかがり火をともして原爆犠牲者を追悼する
イベントが開かれ、周囲は厳粛な雰囲気に包まれています。
 
 
□高校生、情景を再現
仮想現実(VR)で再現した原爆が投下される直前の産業奨励館
(原爆ドーム)周辺=広島県立福山工業高校計算技術研究部提供
 
広島の高校生らが仮想現実(VR)やCG(コンピューターグラ
フィックス)、人工知能(AI)技術を使い、原爆投下前後の街
の情景の再現に取り組んでいます。
 
惨禍を生き抜いた被爆者の高齢化が進むなか、記憶の継承は
大きな課題となっています。
 
6日に73回目の「原爆の日」を迎える広島で、若い力が伝承の
担い手としての一歩を踏み出しています。
 
〇VR技術をもちいて再現
広島県立福山工業高校(福山市)の生徒らがVR技術で爆心地
の様子を再現しました。
 
専用のゴーグルとイヤホンを付けると、広島市中心部の産業奨励館
(現・原爆ドーム)前の道に降り立つことができます。
 
商店や郵便局が立ち並び、川沿いで緑の木々が揺れセミが鳴く。
 
突然「ファーン」とサイレンが鳴った後、轟音(ごうおん)と
真っ白の光に襲われ、目がくらみます。
 
一瞬で街は見渡す限りの焼け野原になっていました。
 
生徒らはこの様子の制作を2016年に開始し、20年までに爆心地の
半径約150メートルの情景を映像と音でよみがえらせる予定です。
完成後はイベントなどで公開する予定になっています。
 
CGなどで映像を制作する計算技術研究部の生徒らはこれまでに
約100人の被爆者から話を聞き、当時の写真や産業奨励館の設計図
などを収集しました。
 
証言や資料を突き合わせながら建物の高さや地面の色、音を映像
として作り込んでいます。
 
現在3年生のリーダーは「原爆が投下された瞬間、この建物には
どのような人がいたのだろう」と考えるようになったと…
 
奪い去られたものを知ることで、原爆の恐ろしさをこれまで以上に
実感し「その恐怖を肌で感じてもらうために失われた街をより精緻
に再現したい」との願いを強めたと…
 
「映像は言葉や世代を超え、多くの人にメッセージが伝えられる」
と意気込んでいます。
 
〇AIを使ってカラー写真化に取り組む
広島女学院高校(広島市)の生徒の有志は2017年、AIを使って
原爆投下前に撮影された白黒写真をカラー写真として再生する取
り組みを始めました。
 
これまでに被爆者などから借りた家族写真など約140枚を生まれ
変わらせています。また今秋にも展覧会を開き公開する予定です。
 
早稲田大額の石川博教授らが開発したAIを活用しています。
AIは蓄積データを基に、白黒写真に写る肌や衣服の色を推定し
自動で色づけを行います。
 
生徒は「試作品」を持って被爆者らに話を聞き、実際の色に近づく
よう修正していきます。
 
色のついた写真を見て、記憶がよみがえる人も多くおられるとか…
 
家族のだんらんでの笑い話など何気ない思い出が多いのですがが、
写真に写る人が撮影後、原爆によって亡くなったという現実も突き
つけられたそうです。
 
リーダーの2年生は「カラー写真は白黒に比べ、被写体を身近に
感じる。写真を見て自分の家庭が突然失われたらと想像し、平和
の大切さを実感してくれたら」と話しています。
 
同高でデジタル技術、平和学習を指導する東京大の渡邉英徳教授は
「デジタル技術で過去の資料を再生し、新しい伝え方を生み出す
ことは伝承の幅を広げる」と説明してくれます。
 
「若い世代が作業を通じて原爆と真剣に向き合うことが、未来への
記憶の継承につながるはずだ」と期待しているそうです。
 
 
□中学生も平和訴え
6日の「原爆の日」を前に中学生が平和記念式典に出席する各国の
駐日大使に英語で平和への思いを語る
「伝える HIROSHIMA プロジェクト」が5日、広島市で
開かれました。
 
16カ国の大使ら21人が参加し、生徒が自ら考えたメッセージに耳を
傾けていました。
 
原爆投下70年をきっかけに始まった取り組みで、今年で4回目です。
生徒達は市内のホールを訪れた大使とペア―になり、笑顔を交わし
ながらメッセージを読み上げます。
 
会場には、市立基町高校(広島市)の生徒が被爆者証言をもとに
描いた「原爆の絵」も展示され、熱心に見入る大使の姿も見受け
られたそうです。
 
 
■VR概要
バーチャル・リアリティ(VR)は、コンピュータによって作り
出された世界である人工環境・サイバースペースを現実として
知覚させる技術です。
 
時空を超える環境技術であり、人類の認知を拡張します。
 
コンピュータグラフィックス(CG)などを利用してユーザに提示
するものと、現実の世界を取得し、これをオフラインで記録するか、
オンラインでユーザに提示するものとに大別されます。
 
後者は、ユーザが遠隔地にいる場合、空間共有が必要となり、テレ
イグジスタンス、テレプレゼンス、テレイマージョンと呼ばれます。
 
ユーザーが直接知覚できる現実世界の対象物に対して、コンピュータ
がさらに情報を付加・提示するような場合には、拡張現実 (AR) や
複合現実 (MR) と呼ばれます。
 
〇さらに追加説明
バーチャル・リアリティ(virtual reality)とは、現物・実物
ではないが機能としての本質は同じであるような環境を、ユーザ
の五感を含む感覚を刺激することにより理工学的に作り出す技術
およびその体系をいいます。
 
略語としてVRともいい、日本語では「人工現実感」あるいは
「仮想現実」と訳されます。
古くは小説や絵画、演劇やテレビなども、程度の差こそあれVR
としての機能を有しています。
 
バーチャル・リアリティは、コンピュータによって作り出された
世界である人工環境・サイバースペースを現実として知覚させる
技術です。
時空を超える環境技術であり、人類の認知を拡張します。
  
 
 
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