『上下関係は最強レバレッジ!』
◎最近、西欧かぶれで上下関係を嫌っている若者がいます。
・日本伝統の上下関係は素晴らしいと思います。
・子供の時は、お父さん、お母さん、おじいさん、おばあさんとか
上の世代の人がいて「こら」と怒ってくれると思うのですが…
・ある一定の大人になったら、大人同士で指摘したり、注意したり
は、しにくいですね。
・そんな時、先輩後輩という上下関係がはっきりしていると先輩が
「そこ直した方が良いよ」と指摘、アドバイスをしてくれます。
・実は欧米でも上下関係はあります。
・プロの世界、伝統の世界、エリートの世界は上下関係がはっきり
しています。
・なので上下関係を嫌うのではなく、積極的に入って、そこで先輩
にガミガミ怒ってもらうことが最強のレバレッジになります。
□上下関係を体験するには
カイさん:先輩がいない人が上下関係を体験するには???
仙人さん:一番いいのは武道だと思います。
・武道に入門すると先輩、師範がいて、「ドン」とやられます。
・一昔前は厳しかったのですか、今はやさしくなっているようで…
・またコピーライターの世界でも、Xチームでは内弟子生活を
厳しくやっています。
□コウさんの例
カイさん:ちなみにこうさんは、内弟子との間で上記関係があると
思うのですが、それ以前はありましたか???
コウさん:そうですね。
・高校の時水球部(体育会系)だったので、それなりに厳しい
上下関係はありました。
・例えば先輩を一目でも見たら大声で挨拶をすると…
・ただその頃から「若者が偉い、年寄りは黙ってろ」という風潮
が強くなってて…
・独立すると先輩がいなくなって…
・仙人さんと一緒にやらせて頂いて、内弟子が入ってきたのですが…
・以前の気分が抜けず、後輩という意識が薄くて、叱るポイント
でも叱らなかったりで…まずいなあと感じています。
□先輩後輩の関係
コウさん:仙人さん、明らかに後から入った先輩が、自分より実力
があったとしても、先輩後輩は絶対的なのですか???
仙人さん:これは難しい問題ですね。
・ルール的には後に入ってきた人が後輩ですが…
・努力して強くなる後輩がいて、実力主義が無いかというと
嘘になります。
カイさん:ビジネスが始まるとき、上下関係を話す必要が
ありますか???
仙人さん:ありますね、最初に教育すべきです。
(内弟子教育の話、コウさんへの厳しい教育の話も…)
□屈辱的な事も躾の一つ
カイさん:屈辱的な事をさせるのも「躾」の一つですか??
仙人さん:実はそうで…
・どんな分野でも、伝統的、エリートの世界にいくと、相当
いじめがあって…
・ロバートチャルディーニの「影響力の武器」でも紹介されて
いますが…
・自分が何かを犠牲にして、屈辱的な事も乗り越えていくと、
あるグループに入ることができ、自信が生まれるという事も
あります。
・その儀式をスキップすると、心からのコミットメントが
生まれないし、自信も生まれないと思います。
□上下関係について
カイさん:私も小学校から大学まで「吹奏楽」をやっていたの
ですが、かなり上下関係が厳しくて…
・ちなみに仙人さん、上下関係をしっかりしておくと、どんな
いいことが???
仙人さん:一番のレバレッジは、後輩が成長出来るという事です。
・先輩も成長出来ます…
・大人になると、指摘をしたりされたりの機会が無くなりなり
ますので…
・そうなると人間の器のレベルが上がらなくなるので…
・僕も6、7年ぐらいコウさんを「ディする」ところがあって…
・もし僕のような人がいなければ今のコウさんは無いのかなと…
(最初の500万円借金の話から…)
□良い先輩と良くない先輩
カイさん:良い先輩と良くない先輩はいますか???
仙人さん:いますね。
・良くない先輩はちゃんと怒らないというか、怒るとき感情的に
だけ怒るとか、「まあいい」と甘やかしてしまうとか…
カイさん:良い悪いの見分け方は???
仙人さん:自分が後輩として入っていると気づきますね。
・駄目な先輩の場合、速攻で離れる事です。
(先輩、メンターの見つけ方は簡単ではないと…)
(自分が素晴らしい後輩になる必要があると…)