第15話火曜日書籍レビュー
『大人の科学マガジン』
今回の書籍レビューは『大人の科学マガジン』です。
子供のころから、漫画の付録に夢中になっていた、模型作りの好き
な僕が書籍レビューの最後としてこれを選択しました。
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今回は「大人の科学」と、なぜか異常に欲しくなり買ってしまった
2017年12月15日発刊の「大人の科学マガジン『小さな活版印刷機』」
をレビューします。
■大人の科学
大人の科学(おとなのかがく)は、2003年から学研(2009年以降
は学研教育出版)から発売されている、科学系雑誌および
実験キットシリーズのシリーズ名です。
『大人の科学マガジン』は、学研から発売されていた科学と学習の
大人向けとして創刊された季刊ムックで、自身で組み立てる科学
キットが「ふろく」となっています。
科学キットのみの『大人の科学製品版』や、特別編集版なども
刊行・販売されています。
それを一つづつ自分で作って紹介したいのですが、すでに発刊済
の付録を手に入れるのは、至難の業だと…
でも、付録の「題」を聞くだけで、夢が広がります。
想像が膨らみます。皆さんも出来上がりを想像してみてください。
これからいくつかのものを試せればラッキーかなとも思っています。
少なくとも、「小さな活版印刷機」は早速作ろうと思います。
どこかで紹介できるかもしれません。
□大人の科学マガジン付録付き
季刊として発刊された過去の付録付きを最初~最近まで列挙します。
号数は、33号まで表紙に「Vol.○」と記載されていましたが、それ
以降はナンバリングの記載が無くなりました。
音声では、付録題名を紹介します。
号数:付録題名-------------------------------------発売日
01:ポンポン船ジェットボート-----------------------2003/4/4
02:探偵スパイセット-------------------------------2003/7/17
03:ピンホールカメラ現像セット---------------------2003/12/19
04:鉱石 ・ダイオード付きラジオキット--------------2004/4/21
05:ロバート・フック式顕微鏡+プランクトン飼育セット2004/7/21
06:レコード盤録再蓄音機---------------------------2004/11/17
07:蒸気エンジン自動車-----------------------------2005/3/25
08:棒テンプ式機械時計-----------------------------2005/6/30
09:究極のピンホール式プラネタリウム---------------2005/9/26
10:スターリングエンジン---------------------------2005/12/15
11:ニュートンの反射望遠鏡-------------------------2006/3/27
12:レオナルド・ダ・ヴィンチのヘリコプター---------2006/6/29
13:投影式万華鏡-----------------------------------2006/9/28
14:ステレオピンホールカメラ-----------------------2006/12/18
15:紙フィルム映写機-------------------------------2007/3/29
16:ミニ茶運び人形---------------------------------2007/6/29
17:テルミンmini-----------------------------------2007/9/28
18:風力発電キット---------------------------------2007/12/18
19:ガリレオの望遠鏡-------------------------------2008/3/28
20:手回し鳥オルガン-------------------------------2008/6/27
21:電磁石エンジン---------------------------------2008/9/30
22:平賀源内のエレキテル---------------------------2008/12/20
23:ポールセンの針金録音機-------------------------2008/3/31
24:4ビットマイコン(GMC-4)-------------------------2009/6/30
25:35ミリ二眼レフカメラ---------------------------2009/10/30
26:アンプ+スピーカー内蔵 ミニエレキ-------------2009/12/17
27:テクノ工作セット(8ビットマイコン+光残像キット)2010/5/14
28:二挺天符式和時計-------------------------------2010/7/28
29:AKARI折り紙------------------------------------2010/11/5
30:テオ・ヤンセンのミニビースト-------------------2011/1/14
31:羽ばたき飛行機セット---------------------------2011/6/9
32:電子ブロック mini------------------------------2011/11/30
33:卓上ロボット掃除機-----------------------------2012/1/30
34:未確認飛行物体 デルタ・ツイスター-------------2012/5/17
35:Vツイン蒸気エンジン----------------------------2012/7/24
36:円筒レコード式エジソン蓄音機-------------------2012/9/25
37:テオヤンセン式二足歩行ロボット-----------------2012/12/14
38:パタパタ電波時計-------------------------------2013/4/18
39:新型ピンホール式プラネタリウム-----------------2013/7/25
40:USB特撮カメラ----------------------------------2013/9/28
41:自動手書きマシン オートマ・テ------------------2014/7/22
42:エレクトリック・スチールドラム-----------------2014/9/29
43:トルネード加湿器-------------------------------2015/11/12
44:カエデドローン---------------------------------2016/12/20
45:小さな活版印刷機-------------------------------2017/12/15
□特別編集版
以下の特別編終版が発刊されました
・まるごと手作りスピーカーの本
・シンセサイザークロニクル
・真空管工作
・決定版・ロケットと宇宙開発
・KORG DS-10 SYNTHESIZER PLUS 音作りパーフェクトガイド
・永久保存版 ふろく百科 もう一度見たい!科学と学習
・大人の科学マガジン with KIDS ふろく:「音の万華鏡」
・DVDで見るテオ・ヤンセン ストライドビーストの世界
・テオ・ヤンセンのミニ・リノセロス
・大人の科学マガジンPLUS 電磁実験スピーカー
・大人の科学女子部 美肌になる科学 砂糖できれいを作る本
・歌うキーボード ポケット・ミク
□大人の科学製品版
シリーズで発売され、現在は全て完売しています。
・からくりシリーズ
大江戸からくり人形
弓曳童子
からくり段返り人形
・電子キットシリーズ
学研電子ブロックEX-150
拡張キット光実験60
マイキット150
・機械工学シリーズ
真空エンジン
スターリングエンジン
メカモクラブ
メカモセンチピード
メカモインチウァーム
・発明発見シリーズ
プレミアム蓄音機
真空管アンプ
真空管ラジオ(ver1・2)
新エジソン式コップ蓄音機
ベルリナー式円盤蓄音機
・リビング・サイエンス
8mm映写機
テルミンpremium
・その他
エジソン式コップ蓄音機
磁界探知式鉱石ラジオ
マルコーニ式電波カー
ボルタ式&備長炭電池実験セット
地球環境分析キット
プログラム・ロボット デジロボ01
□大人の科学マガジンのAMAZONでの書籍宣伝の画像
大人の科学マガジンVol.33(卓上ロボット掃除機)
大人の科学マガジン 小さな活版印刷機
大人の科学マガジン別冊 シンセサイザー・クロニクル
歌うキーボード ポケット・ミク
大人の科学マガジン パタパタ電波時計
大人の科学マガジン Vol.05 ( 顕微鏡&飼育セット )
大人の科学マガジン カエデドローン
大人の科学マガジン USB特撮カメラ

大人の科学マガジン Vol.26(ミニエレキギター)
大人の科学マガジン Vol.09 ( プラネタリウム )
大人の科学マガジン Vol.30 (テオ・ヤンセンのミニビースト)
大人の科学マガジン Vol.25(二眼レフカメラ)
大人の科学マガジン トルネード加湿器
大人の科学マガジン テオ・ヤンセン式二足歩行ロボット
大人の科学マガジン 新型ピンホール式プラネタリウム
大人の科学マガジンVol.32(電子ブロックmini)
大人の科学マガジン Vol.27(8ビットマイコン)
大人の科学マガジン 自動手書きマシン オートマ・テ
大人の科学マガジンVol.29(AKARI折り紙)
大人の科学マガジン 円筒レコード式エジソン蓄音機
大人の科学マガジンプラス 電磁実験スピーカー
大人の科学マガジン エレクトリック・スチールドラム
大人の科学マガジン Vol.17 ( テルミン )
大人の科学マガジン Vツイン蒸気エンジン
■大人の科学マガジン『小さな活版印刷機』
大人の科学マガジン『小さな活版印刷機』は学研ムックの大人の
科学マガジンシリーズの 2017/12/15 発刊の単行本で、
かわいい活版印刷機が付録についています。

□商品の説明
キャッチコピー
《想いが言葉にのる 温かくてなつかしい活版印刷》
レトロでかわいい活版印刷機「テキン」をふろくにしました!
一文字ずつ活字を拾って言葉を紡ぎ、ハンドプレスで紙に印刷する
ことができます。温かみのある手作りの名刺や紙小物が作れます。
□ふろくの特長
〇「テキン」型の卓上活版印刷機
インキを練る。活字にインキをのせる。プレスする。
3つの動作をハンドルの上げ下げで行います。
活字の配置、インキののせ方、紙の種類を変えると、まったく表情
のちがう刷り物がつくれます。
〇162個の活字
ひらがな(秀英明朝)、数字・アルファベット(Century)が
そろった162個の活字が使えます。
活字の底にはピンが立っていて、活字台に差して版をつくります。
活字台は名刺サイズで、最大135個の活字を差すことができます。
タテ組み・ヨコ組みにも対応します。
*活字が足りなくなった場合は、本誌記載方法で追加注文できます。
〇活版印刷用のコットンペーパー
自然でやわらかな風合いを持った、ふかふかの紙が本誌にとじ
こまれています。名刺やしおり、コースターなど、好きな形に
切り取って使うことができます。
〇黒インキも付属
お試し用の黒インキが入っているので、すぐに印刷を始められます。
インキがなくなったときは、市販の水彩絵の具で代用できるので
安心です。お好きな色で印刷することができます。
〇本体組立時間30分
わかりやすい作り方のページがあるので、印刷機の仕組みを学び
ながら、約30分で本体を組み立てられます。組み立てに使う専用
ドライバーもついています。
□本誌の内容
巻頭特集はかわいくてかっこいい活版印刷の世界です。
あこがれの活版作品を紹介します。
ふろくの楽しみがぐっとひろがる遊び方も多数掲載しています。
mizutamaさんの消しゴムはんこ、大日本タイポ組合の「正しい」
活字の使い方、真映社の樹脂版の依頼からふろくへの装着の仕方
講座などです。
大人気小説『活版印刷三日月堂』の本誌でしか読めない書き下ろし
作品を掲載しています。
主人公の弓子さんの小学生のときのお話です。著者のほしおさなえ
さんが語る、三日月堂創作秘話や、長崎小値賀島にある活版印刷所
訪問記なども必見です。
また、活版印刷クロニクルや、ふろくの活字に採用した「秀英体」
の歴史など、読み応えのある記事も収録しています。
□AMAZONカスタマーレビュー
実際に購入して、組み立て、印刷した結果を丁寧にレビューして
くれた文章をそのまま引用させていただきました。
〇面白いが、運用を考えないと後悔するかも
12月16日に到着。早速組み立て、活字切り離し(ここが重要!)、
ようやく準備を整え、印刷してみました。
結論から申し上げると、大変面白い製品です。当初★3つとして
いましたが、★4つに変更です。
<製品としての評価:★★★★>
写真の通りです。プラスチックですけど、デザインでカバー。
子供のおもちゃとは少し違う雰囲気を出すのに成功しています。
可動部品が多いですけど、ぐらつきも不安になるようなものでは
なく、強度を考えて作られています。
<組み立て易さ:★★★>
印刷機本体は説明書にある通り、30分でできると思います。
私は20分少々でした。一部の部品がリターンスプリング付きで
その向きによって組み立て説明書と別のものに見えてしまうので、
サクサクと適当に組み立てるのではなく、個々の部品の動きを
想像しながら組み立てるのがいいです。少ない部品数ですけど、
楽しみながら組み立てられると思います。
じゃあなんで★★★なのかというと、活字。162種類あるのですが、
これをプラモデルのパーツよろしく全て切り離さなければなりません。
バリがあると活字を組むときに字間がずれたりするので。
これが結構な労力を要します。ニッパー必須です。ハサミやカッター
では無理とは言いませんが、活字ブロックを破損させる可能性が
大きいです。これを全てやるのに40分くらいかかりました。
この作業は個人的には楽しくはないですね・・・・
<運用評価:★★★★>
活字のバリ取りを綺麗にやったところで気づいたのが、ばらけた
活字をどう格納するか。活字ブロック格納用の容器は付属してい
ないので、自分で工夫する必要があります。活字のインデックス
を貼った容器を作るか、活字自体をインデックスとして使える
ような格納方法が求められます。私は手元に適当な材料がなかった
ので、ダンボールに差し込んで格納するようにしました。
(これだと少しの揺れで活字が飛び出してしまい、行方不明者が
出るのであまりオススメしません)
苦労して環境を整え、印刷にチャレンジしてみました。
めちゃくちゃ面白いです。活字を組むのは「テキストの方向を
逆に。文字も線対称に(逆に)」というのを頭で理解してやらない
と失敗します。uとn、pとqが間違いやすいとかもあるのですが、
例えばCoffeeと組む場合、eeffoCになります。そして、Cの向きが
間違いやすいです。空いている方を左向きにしなければなりません。
こんなの読んだら当然だと思うのですが、認知の問題でしょう、
私だけでなく多くの人が間違えて苦笑する結果になると思います。
それと、活字の組み方で味の出方が変わります。几帳面にきっちり
揃えるより、少し凸凹に組んだ方が味が出るでしょう。
これはデジタルではできない面白さ。手でノウハウを獲得していく
のが大変面白いです。
<総合評価:★★★★>
個人的には★5つとしたいのですが、運用の煩わしさで★4つと
しました。
時間的な余裕がない人はイライラしてしまうかもしれませんね。
手も汚れますし、お手軽に結果が得られるものではありません。
訓練が必要です。
反対に、これらを我慢できる人にとっては★の数以上の満足度で
達成感を得られます。デジタル時代に一石を投ずると言ったら
大げさかもしれませんが、とても良い商品だと思います。
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