突然、思い出したので、
備忘録を兼ねてアップしておきます。
『脈の分類って中医師の間で本当に共有できているのだろうか?』
という素朴な疑問を持っていたのですが、
ちょっと驚いたことがあります。
もう6年近く昔ですが、
患者さんの脈を二人の中医師が個別に診断し、
処方を決定する
という作業を複数の患者さんで試したことがあります。
当然、医療行為としてではなくテストとしてです。
中医師は台湾出身と上海出身の二名です。
両名ともに日本語を理解しているので、
カルテ的なものに筆記して貰いました。
両者の処方内容には若干の違いがありました。
しかし、驚いたことに脈診の分類は概ね一致していたのです。
並行して某医療機器メーカーの機械でも測定しました。
その機械は”とう骨動脈”の連続脈波を測定する機械です。
実はその脈波の形状と漢方的な脈波分類にある相関関係があり、
その検証目的での作業でした。
脈波計での測定結果は別途アップします。
その時に驚いたことは
別々の大学で学び、まったく接点のない二人の中医師が
指先の感覚で同じタイプの脈波に分類したことです。
完全一致とは言えませんが、
その精度の高さに驚きました。
白状すると、そこまでは信じていなかったのです。
相兼脈というのでしょうか?
複数の脈タイプが混在しているケースに関しては
診立てが違うケースがわずかにあったのですが、
これはある程度、予測はしていました。
しかし、概ね同じ分類をしたことに本当に驚きです。
そして、とう骨動脈上のセンサーによる取得データと
中医の指先の感覚が一致することにも驚きました。
その機器は血流の反射波を読み取り、
微妙な違いをデータ解析するのですが、
その解析と似た作業を中医は指先で対処しているのかも知れません。
いつの日かちゃんとした検証が出来ればと思っています。