新たに処方された薬により、
痛みは短時間とは言え逃れられる。
安心して睡眠時間も取れると思った。
しかし上手くは行かないもので、
咳と予期せぬ筋肉痛で目が覚めた。

今一度、静かに目を閉じれば、
少しでも寝る事が出来ると思った。
そんな時に限って猫の額ほどの庭から、
「ジッ、ジッ、ジジッ。」
(おいおい、時間を考えろよ〜!)
嫌な予感が的中してしまった。
「ジッ、ジジッ、ジジジジジ〜!」
一晩掛けて羽化し羽根が乾いたのだろう。
セミが自己主張を始めやがった。

もう寝られん。
約1週間の寿命を尊重して、
邪魔をせずリビングに避難してきた。
暑さも少し和らいだようで、
ここなら少しは寝られそうだ。
いや、散歩と言う手もある。
ん〜、1人で行くと天然の妻が心配するか。

やはり静かに横になろう。
本日は酷暑の中、
役所の介護申請の問診担当者が、
自宅に訪問して頂きました。

家では何かをする気にならないくらい、
体調が天候に左右されているので、
ほとんど寝込んでしまう。
動かないから排便も滞り、
食欲などは薬の作用もあって皆無。
肺腺癌の症状による心体の不調は、
思ったよりも深刻かも?

病院から勧められた事もあり、
公的な機関に思いの丈を吐き出そうと、
色々と現状を思い起こしていた。
しかし問診内容が予想とは違っていた。
絶対数の関係もあるのだろうが、
老齢や認知症の流れの問診でした。

本人が聞かれた事は、
自分が誰で朝食は何を食べたのかとか、
椅子から立ち上がったり腕を上げたり。
冒頭に、
「馬鹿げてる様な事を聞いてすみませんが。」
と丁寧にお断りをして頂いたが、
心の中では少し呆れてしまった。

看取った義父を思い出した。
入院中だったので問診は病院のベッドの上。
質問に対して、
「ほらっ、俺はこんなに大丈夫だぞ!」
確かに動きも喋りも家とは違う。
義父は見栄を張ってピエロの様だった。
その後に家族との面談で修正を行った。
もちろん年齢的にも申請は受け付けられ、
私達の負担も軽減されて助かった。

今回も天然の妻も家族面談を受けた。
虚勢をはる事もなかったので、
ひと通りの問診で終了した様だった。

見た目は周囲以上に健康体に見られる。
(スポーツで鍛えた名残りではあるが)
何の不具合もなさそうだが、
この辛さを何かで立ち向かえる。
そんなキッカケも必要なのです。

特に今年は1ヶ月単位で弱っていると感じ、
少し気弱になっているのかも?
まさに酷暑の日々が続き、
かなり体に響きます。

ほとんど家からは出られない状態。
冷房も28℃設定が丁度良い塩梅です。

しかし体に異常を感じたので、
病院には次男にも同行してもらい、
改めて自分の状態を把握しました。

やはり進行は止まってないでした。
体の痛む場所も確実に増えてます。

でも、「抗癌剤を続けていたら」
と言う後悔はありません。
あくまでも私の場合の事ですが、
副作用が強く我慢出来なかった。
止めてからは完調ではないが、
好きな事が出来ている。
(かなり周囲には迷惑を掛けているが)

異常を感じた状態とは、
息苦しさと痛みが増したのです。
その対応処置を医師と相談して、
今は望んだ方法ではないけれど、
かなり楽になりました。

ちなみに、
病院の緩和ケアに相談して勧められた事を実行。
それは役所に出向いて介護申請をしました。
もちろん1ヶ月以上の認定期間があり、
必ず受けられるとも限りません。
ただ病院から勧められたと言う事は、
それだけ症状が進行している。
転ばぬ先の杖と言うところですね。

もし認定してもらえれば、
天然の妻もかなり負担を軽減出来そうで、
私の気持ちも体も助けてられます。

奇跡も信じたいですが、
やはり現実を受け止めて、
出来る事をやり抜きたいですね!