スキーマー-アジア通貨危機- | The wonder of neeton

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FX、株式投資、先物取引、投資信託などで、
チャートや経済指標に騙される人向けです。

主に陰謀家達のトレード手法、
政府や金融当局による経済政策、
市場そのものの構造について、

究極の怠け者neetonが、
読者達の明るい未来のために、
たまに調査しています。

今回もスキーマーのトレード手法を確認していくっす。

1990年代のアジアの発展途上国は、
経常収支の赤字の弊害として、大量の通貨を発行し、
通貨の実質価値が落ちていったっす!

そんな折、アメリカがドル高政策を打ち出したため、
USドルをメインとした通貨バスケット方式(複数外貨との固定相場制)を
採用していたアジア各国の通貨もUSドルに連動して上昇したっす。

すると、通貨高のため商品が割高となり、
アジアの発展途上国の輸出は大幅に減少したっす。


海外の投資家達は、アジアの発展途上国の不景気により、
ドルをメインとした固定相場制の存続に不安を感じ、
アジア諸国から資金を引き上げ始めたっす!
(-。-;)チョーイヤナヨカン スルンダケド・・・


そこに目をつけたのが、ヘッジファンドっす!
ジョージ・ソロス氏を筆頭に、ヘッジファンド達が、
またまた大量の空売りを仕掛けていったっす!!

ポンド危機と同様に、
バーツを買い支える外貨を失ったタイ政府は、
1997年7月2月に、USドルや他の外貨とバーツとの
為替レートを固定しない変動相場制への移行を発表したっす!

その結果、やはりタイのバーツが、暴落が始まったっす!
バーツの暴落による、USドルへの実質価値の上昇に連動して、
タイ企業の借金の時価総額も上昇したっす。
これにより、タイ企業の倒産が相次いだっす!!

そして、タイ経済の悪化がタイのバーツ売りに拍車をかけ、
変動相場制への移行から、1年もたたないうちに、
タイバーツの為替レートは、半値以下になったっす・・・
(>д<)ヤッパリ ソウナルヨネ


バーツ暴落をきっかけとして、
海外の投資家達はアジアの発展途上国に対する
過剰な期待をしていた投資家達の投資熱も冷め、
他のアジア諸国からも資金を引き上げていったっす!

ヘッジファンドの空売りも追い風となり、
マレーシアのリンギット、韓国のウォンも、半年で約40%、
インドネシアのルピアについては、半年で約80%下落したっす!

日本についても、アジアの発展途上国に対する、
回収不能の融資が多量に出回り、
1997年と1998年には、金融危機の状況に
なったっす!
Σ(゚д゚;) サンザンダナ・・・


インドネシアや韓国については、デフォルト(債務不履行)と呼ばれる
その国の通貨と国債が無価値になるという
危機に陥りましたが、

IMF(通貨と為替相場の安定化を目的とした国際連合の専門機関)
からの資金援助などの支援により、
なんとかデフォルトの危機は乗り切ったっす!


アジア通貨危機により、ヘッジファンドらは、
莫大な利益を得ることができましたが、

この事件がヘッジファンドら自身の首をしめることに
発展していくっす!
(・ω・) ドウイウコトダ!?


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最後まで読んで頂きありがとうございました。
皆様のお役に立てれば、幸いです。