今回もスキーマーのトレード手法を確認していくっす。
ジョージ・ソロス氏は、イギリスの経済政策の破綻を見越し、
大量のポンドを空売りしたことによって、
10億ドルの利益を出したと言われているっす。
この事件のことをポンド危機と言うっす。
この時のジョージ・ソロス氏の基本戦略は、
「為替相場におけるポンドの空売り」でしたが、
それ以外の戦略も取っていたっす。
彼は、為替相場において、
イギリスと同様に経済問題を抱えていた
イタリアのリラに対しても、空売りを、
マルクに対しては、空買いを仕掛けたっす。
リラを下落させることによって、
マルク上昇の相乗効果を狙った訳っす。
(・∀・)マダヤレルヨ ジョーヤブキ
仮にポンドがすぐに下落しなくても、
イタリアの為替が下落すれば、
ポンドへの影響も避けられないという判断っす。
このことにより、ポンド以外にリラも、
イギリスと同じ日に、EMSを脱退したっす。
(・∀・)ボクシング タノシイネ・・・
そしてソロス氏は、先物相場でもポンドの空売りを、
仕掛けていたっす。
先物相場とは、将来の取引を約束する相場のことっす。
つまり、イギリス政府は、将来(例えば1年後)の相場でも、
ポンドを買い支える必要があったす。
(。・ε・。)モエカスナンカ ノコリャシナイ
まだまだあるっす。
お金の価値が下がる=モノの価値が上がる
と以前、説明したかと思いますが、
ポンド下落を見越して、イギリス株を空買い、
マルク上昇を見越して、ドイツ株を空売りしているっす。
(・Θ・;)アタシ ツイテイケソウモナイ・・・
このように多種多様な市場において、
多種多様な金融商品を、
多種多様な手法で運用する手法を、
グローバルマクロと言い、
これもヘッジファンドのトレード手法の一つっす
イギリス政府は、こうした同時多発テロ的戦略に、
全て対応する必要があったのですが、
そんな大量の資金を保有する国が
いったいどこにあるのでしょうか。
( ̄Д ̄;)ハンテイハホセデシター!
ちなみに、英国政府がポンドの買い支えをやめた日を、
ブラック・ウェンズデーと呼びますが、
この日の朝、イギリス政府が準備した、
ポンド買い支えの資金は、わずか数分で無くなったそうっす・・・
(。・ω・)ノ゙マッシロナ ハイニナッチマッタヨ
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最後まで読んで頂きありがとうございました。
皆様のお役に立てれば、幸いです。